中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
中国は25年に世界最大の5G市場 北京に30基地局
  ·   2017-06-30  ·  ソース:
タグ: 中国;5G市場;経済
印刷

車体の大きなバスとすれ違うと、今度は近くの通行人と自転車をやり過ごした。世界モバイル大会上海(モバイル・ワールド・コングレス<MWC>上海)が行われた上海市の上海新国際博覧センターで、疑似体験ゲーム機の運転席に座った孫さんは、30キロメートル離れた同市嘉定区の別会場にある自動車を運転していた。これは自動車レースのゲームではなく、通信速度が大幅に向上した5G技術に基づくリアルな運転体験だ。中国移動(チャイナモバイル)と中国聯通(チャイナユニコム)はこのほど、上海、広東省、深セン市などに国内初の5G基地局を設置し、工業情報化部情報通信発展司の陳家春副司長も大会の中で、「通信キャリアが北京市に5G基地局30ヶ所を設置する予定」と述べた。「北京日報」が伝えた。

大会の5G技術展示ブロックにいた担当者は、「市民感覚からいえば(この疑似体験ゲームは)自動車レースのゲームみたいだと思うが、実際はそうではなくて、本当に車を運転している。5Gの高速ネットワークは時間のズレが限りなくゼロに近く、4Gの10分の1を下回り、基本的にほとんどわからないほどのズレしかない。これは遠隔操作での運転や車のインターネット(IoV)などの技術の根幹になるものだ」と説明する。

中国移動の5G基地局第1弾が上海市嘉定区と広州大学城ですでに稼働している。中国聯通も深センに初の5Gモニタリングテストステーションを設置した。こうした上海や広州での単独の5Gテスト基地局プロジェクトに比べ、北京で行われるのは5G基地局30ヶ所を設置する大規模なプロジェクトだ。北京プロジェクトを進めるキャリアは北京5G開放実験室を設立し、北京での5Gのスマート端末技術および産業の発展に重点を置くなど次々に配置を進めており、5G時代がまもなく始まること、5G産業配置が前倒しで動き出していることがわかる。

陳副司長は、「産業界は周波数の統一計画を強化し、グローバル5G統一基準を形成するよう後押ししている。これと同時に、通信キャリア側も融合革新を強化し、重点分野での先行テスト展開を後押しするとともに、開放的協力を重視し、グローバル産業圏を構築しようとしている」と述べた。  

4G技術に比べ、5Gネットワークは性能がさらに強化され、超高速、超低遅延、超大規模接続の応用シーンに対応することができる。通信速度は2Gbpsを超え、ハイビジョン映画を瞬時にダウンロードすることができる速度だ。今回の大会では、来場者が5Gネットワークによる360度中継映像を初めて体験することができた。非常に優れた通信力と帯域幅を備えた5Gの実用化がスタートすれば、ドローンネットワークをはじめとするさまざまなコンセプトがついに現実のものになる。

同大会で明らかにされたところによると、現在、5G技術に基づいた車と車、車と人、車とあらゆるものが相互に結びつくIoVが発展を遂げており、今年は北京や上海でテストが行われる予定で、産業界を後押しして18年には率先して商用化された商品を打ち出すことが目指されているという。一般の人にとって5Gが推進する自動運転やIoVの技術は、運転する人の両手をさらに解放し、自動車を最も合理的な路線で走行させ、より快適な移動体験を提供する。また今後は工業、医療、セキュリティなど各分野への5Gの応用が進み、各分野の生産効率向上や生産方法の革新を促進することが予想される。

主要キャリアの5Gプロジェクトのタイムテーブルをみると、おおよそ20年までに大規模商用化が実現する見込みで、中国は25年には世界最大の5G市場に成長するものと期待される。

それだけではなく、5G時代の到来によってユーザーはまた新たな「速度向上、料金下降」の時期を迎えることになる、中国移動によると、「2015年以降、携帯電話のネットワーク費用は60%以上値下がりし、さまざまな値下げ措置の恩恵がのべ20万人のユーザーに及んだ。より多くの個人や企業がデジタル化のメリットを享受するようハードルを一層引き下げてきた」という。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月29日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: