中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
16年の対外投資は44%増加 商務部
  ·   2017-01-18  ·  ソース:
タグ: 対外投資;中国企業;経済
印刷

商務部(商務省)が16日に発表したデータによると、2016年には中国の投資家が世界の164カ国・地域の企業7961社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は1兆1299億2千万元(1元は約16.5円)に達し、前年比44.1%増加したという。

データをみると、16年の対外請負プロジェクトの営業額(実行ベース)は1兆589億2千万元で同3.5%増加し、新規契約額は1兆6207億9千万元で同16.2%増加した。

同部対外投資・経済合作司の責任者は、「2016年の中国の対外投資協力には以下のような特徴がある」として、次の5点を挙げた。

(1)対外投資協力が健全に秩序をもって発展し、「一帯一路」(the belt and road)沿線諸国との協力が注目点になった。2016年全体で、中国企業が同諸国に対して行った直接投資は145億3千万ドル(1ドルは約114.0円)に上り、同諸国から請け負ったプロジェクトの新規契約額は1260億3千万ドルで昨年の対外請負プロジェクトの新規契約額全体の51.6%を占め、同諸国との協力における営業額は759億7千万ドルで、対外投資協力全体の47.7%を占めた。16年末現在、中国企業が同諸国で設立した一定規模を備えた協力エリアは56カ所に上り、累計投資額は185億5千万ドルになった。

(2)対外投資の産業構造の最適化が進み、実体経済と新興産業がとりわけ注目を集めた。16年全体で、中国企業が製造業に投入した投資額は310億6千万ドル、情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス産業は203億6千万ドル、科学研究・科学技術サービス産業は49億5千万ドルだった。このうち製造業への投資が対外投資総額に占める割合は15年の12.1%から18.3%に上昇し、情報伝達・ソフトウェア・ITサービス産業は4.9%から12.0%に上昇した。

(3)合併買収(M&A)の位置づけと役割が顕在化し、構造調整とモデル転換・バージョンアップを支える分野がホットポイントになった。16年全体で、中国企業が行った対外投資のM&Aプロジェクトは742件に上り、取引額(実行ベース)は1072億ドルで、投資先は73カ国・地域の産業分類18分野に及んだ。このうち製造業のM&Aプロジェクトは197件に達して対外M&Aプロジェクト全体の26.6%を占め、情報伝達・ソフトウェア・ITサービス産業は109件で14.7%を占めた。海爾集団(ハイアール)による米国ゼネラル・エレクトリック(GE)の家電事業の買収といった一連の代表的な意味合いをもったM&Aプロジェクトが、中国の関連産業のモデル転換・バージョンアップ推進やグローバルバリューチェーンにおける布陣を積極的に促進する役割を果たした。

(4)地方企業が対外投資で主導的地位を占め、長江経済ベルト沿線の各省・市の動きが活発だった。16年全体で、地方企業の対外直接投資は1487億2千万ドルに上り、年間の対外直接投資全体に占める割合は15年の66.7%から87.4%に上昇した。このうち長江経済ベルト沿線の各省・市の対外直接投資は604億6千万ドルで、対外直接投資全体の35.5%を占めた。

(5)新規契約の対外請負プロジェクトは大型プロジェクトが多く、輸出を牽引する役割が目立った。16年全体で、対外請負プロジェクトで新規契約額が5千万ドル以上のものが815件に上り、前年より91件増加し、累計契約額は2066億9千万ドルに達した。エチオピアのアディスアベバとジブチを結ぶ鉄道、中国–パキスタン経済回廊(CPEC)といった一連の国際生産能力協力プロジェクトやインフラの相互接続プロジェクトが実施された。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年1月17日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: