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外資ブランドが着目する「中国式」環境保護消費市場
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· 2017-01-16 |
タグ: 外資;ブランド;経済 | 印刷 |
「通常、空気清浄機は、性能が高くなればなるほど騒音も大きくなる。だが、新国家基準を満たすため、弊社は従来の国家基準より2デシベル低い16.2デシベルにまで引き下げた。また、ホルムアルデヒド除去機能を強化した空気清浄機を発売、フィルターの除去レベルを引き上げ、中国市場の需要対応に努めた」と慕達総経理は続けた。
このほか、粒子状物質防護マスクの発明者の一つである米スリーエム(3M)社も、空気フィルタリング分野での40年以上におよぶ豊かな経験を武器に、中国人消費者の生活の質向上を図っている。同社担当者は、「3Mは、米国肺協会の認証を受けたフィルター、先進的な固体汚染物質除去能力、ガス状汚染物質除去能力などのコア技術を備えており、室内空気浄化問題をめぐるワンストップ型ソリューションプランを提案できる。また、3Mは、市場では数少ない、自社オリジナルの空気ろ過材料技術と生産技術を擁する空気清浄器ブランドでもある」としている。
中国人消費者向け差別化商品の設計を通じてさまざまな需要に対応した3M防護マスクを提供する以外に、2016年12月、3Mは中国の環境に特化して研究開発した「智愛」シリーズ空気清浄器を発表した。この空気清浄器は、3Mコア技術の一つである静電気帯電シート付きのフィルターを用いた三重構造フィルター設計で、特にホルムアルデヒド除去機能が付加されている。空気と活性炭との接触面積を拡大し、精確な湿度センサーも備えており、より快適な室内の湿度調整を実現した。3M側は、「弊社は今後も引き続き、空気清浄器やその他の浄化装置に用いる、質の高い空気清浄フィルター材料の研究開発に取り組んでいく。また、ユーザーエクスペリエンス(UX)とヒューマナイズにも着目し、空気の質モニタリングやスマート制御クラウドサービスのアプリ開発も、弊社の発展戦略の一つに据えている」とコメントしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月15日
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