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習近平国家主席、AIIB開業式典で挨拶
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· 2016-01-16 · |
タグ: AIIB;アジアインフラ投資銀行;経済 | 印刷 |
各方面から注目を集めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)の開業式典が北京時間午前10時30分より釣魚台国賓館で行われ、習近平国家主席が出席し、挨拶を述べた。これにより、800日間あまりの準備を経て、中国の主導による初の多国間金融機関が設立された。午前中に行われた理事会発足大会では、中国財政部(財務省)の楼継偉部長が初代理事会主席に、金立群氏が初代総裁に選ばれた。
習主席は挨拶で、「各加盟国間の努力によって、AIIBは必ずや専門的かつ高効率で、クリーンな21世紀の新型多国間開発銀行として、人類の運命共同体を構築する新しいプラットフォームとなり、アジアと世界の発展と繁栄に貢献すると共に、経済のグローバルガバナンスの改善にとっての新たなパワーとなるだろう」と述べた。
習主席はまた、「AIIBの創設と開業は、アジアのインフラ投資を増やし、地域の相互連結と経済一体化プロセスを推進すると共に、アジアの発展途上国の投資環境の改善や雇用の創出、中長期的な発展潜在力の引き上げ、アジアひいては世界経済の成長のカンフル剤となるだろう」とした。
習主席はさらに、「AIIBは開放的地域主義を重んじ、現存する多国間開発銀行と補充し合い、互いの強みと特色を活かしあう関係を作っていくべきだ。AIIB創設を提唱することは、中国がより大きな国際的責任を担い、現存の国際経済体系を改善し、国際公共財を提供する建設的一歩であり、関係各方面の互恵共栄を促すものである」と指摘した上で、資本金を期日どおりに納めるほか、後進地域でのインフラ整備のため、特別に5000万ドルを出資することを明らかにした。
AIIB開業に伴う一連の活動が本日より3日間続けて行われる。理事会·取締役会発足大会ではAIIBの総裁と各ブロックの理事を選出し、銀行業務、財務、人事など各方面の重要政策文書を審議可決し、AIIBの正式な開業に向けた基礎固めをする。AIIBは開業後、多国間金融機関の仲間入りを果たし、アジアの全面的な経済·社会の発展をサポートする。信頼性が高く、持続可能なインフラ投資は発展のより良い成果をもたらし、アジアの人々の生活を改善し、世界のその他の地域にプラスの波及効果をもたらす。
「人民網日本語版」「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月16日
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