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世界に「中国」PRする五輪の表彰式用ユニフォームをデザインしたティン・イップ氏
  ·   2021-09-01  ·  ソース:人民網
タグ: 五輪;デザイン;文化
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服飾デザイナーである葉錦添(ティン・イップ)氏が衣装、美術を担当した武侠映画「臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)」は、第73回アカデミー賞で最優秀美術デザイン賞を受賞した。ティン・イップ氏は、さまざまなアートのジャンルで実績をあげており、その肩書も少なくない。そんなティン・イップ氏は、先ごろ開催された東京2020五輪で中国代表選手の表彰式用ユニフォームのデザインを手がけた。新華社が報じた。

ティン・イップ氏が約3年かけて仕上げたこの表彰式用ユニフォームは、中国の人々から「龍服」と呼ばれている。

東京五輪の金メダリスト第一号となった射撃女子の楊倩選手が「龍服」を着て表彰台に上がると、ネット上の画面はネットユーザーから寄せられた称賛の声で埋め尽くされた。その後、表彰台は、各国が表彰式用ユニフォームを披露する「ランウェイ」と化し、「龍服」もそこで幾度となくスポットライトを浴びた。赤と白のそのユニフォームは、ティン・イップ氏の狙い通り、「インパクトがとても強いのに、とてもシンプル」な仕上がりとなっている。

「龍服」をチェックするティン・イップ氏(資料写真)。

「五輪は国境のない人類の祭典。中国はどのように自分を表現すればいいのだろう?」約3年前、こうして自分に問いかけながら、ティン・イップ氏は表彰式用ユニフォームのデザインの旅をスタートさせた。

ティン・イップ氏は様々なデザインの方向性を考えたという。スポーツウエアであるため、必ず体にフィットさせ、ウエアと体の物理的関係を十分に考慮しなければならない。「しかし、それら物理的関係のほかにも、精神的な要素を加える必要があるというのが、中国の独特な部分だと思っている」とティン・イップ氏。そして、「中国カンフーは、単なる武術ではなく、徳や義侠の精神も説いている」と語る。

「龍服」のデザインのスケッチをするティン・イップ氏(資料写真)。

いろんな国の五輪のユニフォームのデザイン、柄、色などをじっくりと研究したうえで、ティン・イップ氏は、そのデザインの方向性を、「中国らしさを表現し、現代の中国人の人柄、包容度、スポーツマンシップなどの要素を反映させて、内面の美しさを伝える」と定めた。

「グリーン・デスティニー」やドラマ「大明宮詞」、アクション映画「赤壁(レッドクリフ)」など、ティン・イップ氏が手がけた作品の各シーンは型にはまらないデザインながら、様々な変化を見せつつも、そこには東洋の精神が込められていた。

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