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中国の書籍を翻訳するモロッコ人女性「アラブ諸国の人々に中国を理解してもらいたい」
  ·   2021-03-12  ·  ソース:人民網
タグ: 翻訳;アラブ諸国;文化
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アラブ諸国には、「文化というものはたとえ遠い中国にあっても、追求しなければならない」ということわざがあるという。モロッコ人女性・El Batoul NEJJAOUIさんが中国に来たのも、彼女を夢中にさせる中国文化を追求し、アラブ諸国の人々に伝えるためだ。中国新聞網が報じた。

現在、寧夏智慧宮文化伝媒有限公司で翻訳と校正の仕事をしているEl Batoul NEJJAOUIさんは、彼女の言葉を借りるなら、「アラブ諸国の人々に中国を理解してもらうために」、主に中国語の書籍をアラビア語に翻訳している。

「子供の頃、李小龍(ブルース・リー)や成龍(ジャッキー・チェン)の映画を見て、とてもおもしろいと感じた。その後、中国文化を紹介するドキュメンタリーをたくさん見た。その中に登場する陶磁器や中国医学、茶、少林寺などの中国の要素に魅了された」とEl Batoul NEJJAOUIさん。

2015年、中国文化が大好きな彼女はモロッコの孔子学院で中国語を学び始め、中国語教師に「宝雲」という中国名を付けてもらった。そして、2年後、交換留学生として、北京第二外国語学院に留学した。

El Batoul NEJJAOUIさんは、「中国で、たくさんの素晴らしい先生や素敵な友人ができた」という。彼女は北京や杭州、西安、義烏などを観光し、書道、太極拳、中国グルメなどに魅了された。卒業後、寧夏回族自治区での仕事を見つけ、正式に働き始めた。「ここでの生活をとても楽しんでいる。一番好きなのは羊の肉で、私の故郷の味と似ている」と話す。

2019年に現在の会社に就職し、中国語書籍の翻訳を始めた彼女は、「一番最初に翻訳したのは武漢市の新型コロナウイルス対策を描写した絵本。私も新型コロナウイルス感染拡大を経験したので、とても印象深かった。故郷の人々に、偉大な医師や看護師のおかげで、自分は安全に生活していることを知ってもらいたかったから」とする。

そして彼女は今、「読懂中国(Understanding china)」シリーズの校正に携わっており、「この本は、中国の専門家の視点から中国が紹介されている。中国の発展はスピーディで、非常に大きな変化が起きている。たくさんの外国人が、私と同じように、中国の成果に感服し、その急速な発展の秘訣を知りたいと思っていると思う。私の仕事は、アラブ諸国の人々に中国の優れた本や経験を紹介して、中国のことをもっとよく理解してもらうこと。この仕事を非常に誇りに感じている」と話す。

「中国とアラブ諸国の交流は、文化が引っ張っている」とする寧夏智慧宮文化伝媒有限公司の市場部図書部門の責任者・馬媛さんは、「以前、アラブ諸国の人々は、英語で、西洋の視点から中国を理解していた。しかし、今は『直接東に目を向ける』ようになっている。アラビア語に翻訳された中国語の書籍は現地で好評を博しており、大きなポテンシャルを秘めている」と話す。(編集KN) 

「人民網日本語版」2021年3月11日

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