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ビリビリの大ヒットドキュメンタリー「但是還有書籍」、実店舗がオープン
  ·   2020-08-26  ·  ソース:人民網
タグ: 書店;ドキュメンタリー;文化
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ドキュメンタリー「但是還有書籍」には、多くのネットユーザーを感動させたこんなシーンがある。80後(1980年代生まれ)のある夫婦は、「楽開書店」という名の移動式本屋の車を走らせて11省・市、農村のいろんな場所を訪問している。ある農村で「楽開書店」を開店した際、クワなど農具を持ってやって来た村民が、清潔で真新しい本を触るのは申し訳ないという表情を見せた。すると、本屋を経営する夫婦のうち妻の蝸牛さんが、「どの本でも手に取って見てください。本は『見てほしい』と思っています」と声をかけるのだ。23日、実店舗書店「但是還有書籍」に蝸牛さんも駆け付け、中古本の「人行道王国」を寄贈した。今後、誰かがそれを買うと、その本にとっての「新たな旅」がまた始まる。蝸牛さんは、「この書店は、ドキュメンタリーの中の物語をリアルの世界へと移している。中古本が新たな旅を続け、本に新たな痕跡、記憶が刻まれていくことを願っている。そして本を手にした人とともに新しい物語と伝説を紡いでいってほしい」と語った。

 

書店でドリンクを販売するショップ「開巻有茶」も、「中古本の旅」企画をサポートするために、中古本を持ってくると無料でミルクティーと交換できるキャンペーンを実施している。家に眠っている本を寄贈してもらい、多くの若者に、書店「但是還有書籍」で実際に中古本を手にして読むことで、一冊の本に対するさまざまな見方を知ってもらうことを願って実施されているキャンペーンだ。

「中古本の旅」コーナーのほか、生活にセレモニー感を加えてくれる「手賬研習室」、同書店に並ぶアニメの資源をビジュアル要素とした「アニメ補給ステーション」、文化クリエイティブグッズ関連商品が所狭しと並ぶ「2233娘」などのコーナーもある。また、人気SF小説「三体」がテーマの時空没入型展示館では、探査機・水滴や三体の世界、三日凌空、広大な宇宙などのシーンがリアルに再現されており、「三体」で描かれているミステリアスな宇宙の世界に近づくことができる。

実店舗書店「但是還有書籍」はある意味、単にドキュメンタリーで描かれた精神の延長ではなく、bilibili文化やブランドのPRの場でもある。それを考えると、bilibiliで大ヒットしたドキュメンタリー「人生一串(The Story of Chuaner)」を思い出す人も多いだろう。上海市楊浦区の大学路では、この番組のリアル版として串焼き肉の店がオープンし、ピーク時には2-3時間並ばないと焼き立ての串焼き肉を食べられないほどの人気ぶりだ。オンラインで人気を博したドキュメンタリー番組は、ネットを離れたリアル店舗の展開で新たな空間を切り開くことができるのか。今後もその動向に注目したい。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年8月26日

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