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梁家輝監督の中国版「深夜食堂」はリメーク版の評価上げられるか?
  ·   2019-07-09  ·  ソース:人民網
タグ: ドラマ;中国版;文化
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リメークドラマの立て直しは「ローカライズ」がカギ 

リメークドラマで失敗が続いている原因を突き詰めると、主にはリメーク作品の「中国化版」が形のみで中身を伴っていないことが挙げられる。つまり、オリジナル版の作品をなんら創造性を発揮することなく貼り付け、コピーしているのだ。大きくはシーン設計、小さい点では登場人物のセリフや演出に至るまで、オリジナル版と完全に一致している。

当時から、黄磊版「深夜食堂」の最大の問題は「ローカライズ」にあると指摘する評論があった。完全に日本のスタイルを模倣し、外形をほとんどそっくりに模倣し、店の内装やマスターのいでたち、食べる料理、さらには起こる出来事に至るまでほぼ全て引き写しにし、料理から派生する精神はほとんど飾り物と化し、ストーリーのためのストーリーとなり果て、完全に本来の意味から乖離していた。ドラマの中の「老壇酸菜麺(高菜スープ麺)」で多少は親しみやすさを感じられたほかは、人物設定やストーリーがどっちつかずの得体のしれないものになってしまい、最終的に評判が落ち、視聴率もふるわないという決まりが悪い局面となってしまった。もともとは大衆的で日本の現状に合ってたために多くの人から共感されていた日本の物語を、そっくりそのまま中国という大きな背景に当てはめたことで、視聴者がドラマに入り込むことができなくなり、物笑いの種になってしまったのだ。

視聴者はしばしば、リメーク後の中国版ドラマのほとんどが新鮮さに欠き、オリジナル版をなぞるか新しさを創作するかの間で逡巡しており、その結果往々にしてオリジナル版の味わいを失い、そのくせ新しい境地も生み出せず、視聴者にパクりだという印象を与えていると感じている。現在ほとんどのリメークドラマは上っ面の段階にとどまっている。映画・テレビ評論家の「牛角尖」さんは、「単に乱暴に役者を交換し、物語の背景を変えることが、リメークの過程においてできる最大のアクションになっているように見える。本当の意味で中国の事情に合わせたアレンジをするレベルにはまだ遠く及ばない」と指摘する。ある専門家は、「リメークは一種の映画・テレビ作品の翻訳であり、正確さだけを求めるのであれば、最も良いのは優秀な機械翻訳だろう。本当の意味でオリジナル版の内包するものを理解した上で有機的な置き換えと改編をして初めて、『信・達・雅(偽りがなく、意を尽くし、表現が優雅)』なリメーク作品を作ることができる。もしこの点を理解できないのであれば、リメーク版が失敗する決まりの悪い局面が今後も続くだろう」としている。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年7月9日

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