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北京市にある世界初の「AI公園」を散策
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· 2019-01-03 |
タグ: AI;顔認証;文化 | 印刷 |
◆自動運転車を無料で予約
何といってもAI公園で最も人気のあるのは、自動運転バス「阿波龍」だ。この丸々とした青い小型バスは、世界初の量産型L4クラス自動運転バスで、百度と金龍客車が共同で開発した。L4クラスとは、人の干渉がまったくなくても自動運転できることを意味する。
筆者も試乗してみた。車内には運転席とハンドルがなく、座席しかなかった。その中に座るとケーブルカーにいるような感覚になる。動き出すと「阿波龍」は安定的に走行し、歩行者に遭遇すると、その7、8メートル前で徐々に減速した。
丁氏によると、「阿波龍」には各種センサーが搭載されており、人間の目のように周囲の状況をリアルタイムで判断できる。百度が独自開発した自動車ブレーンと車載コンピューティングセンターが加わると、リアルタイムで環境情報を感知し、ルート最適化を実現できる。周囲の車や歩行者の行為を予想し、ブレーキや回避などのスマート操縦制御を行うことができる。
◆「空気」と話をする奇妙な体験
AI公園には目立たない休憩所がある。一見したところ涼を取り足を休める東屋のようだが、「小度小度」と呼ぶとさまざまな特技を披露してくれる。「小度小度、広場ダンスをお願い」と言うと、休憩所はハイテンションで「オッケー、広場ダンスを流すよ」と答える。一人で寂しい時も休憩所で会話をできる。天気予報を聞いたり、周辺の美味しい料理を聞いたり、さらには冗談を言わせることもできる。
空気と話をしているように見えるが、利用客との対話は百度のAI分野における重要プロジェクト、対話型AIOS「DuerOS」の一環だ。
丁氏は、「このOSを搭載すると、音声認証や自然言語処理などの技術能力、及び百度の巨大な情報・サービス生態、さらに海淀公園のサポートにより電力やネットワークなどの難題を克服し、休憩所全体を大きな小度スマートスピーカーにしてしまっている。ただの休憩所だと思ってはならない。その裏側には百度の十数年にわたる中国語検索の蓄積、それからQQ音楽、蜻蜓FM、懶人聴書などの音楽及び音声コンテンツ資源がある。これは十数種類のスマホアプリの機能に相当する」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月3日
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