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北京市にある世界初の「AI公園」を散策
  ·   2019-01-03  ·  ソース:
タグ: AI;顔認証;文化
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北京市海淀区在住の女性の李さんは最近、同僚と公園を散歩することが趣味になっている。この健康に良いレジャー様式は本来、楽しさを求める若者の好みではなかった。「私たちは普通の公園ではなく、おしゃれなAI公園を散歩している。顔認証でランニングし、自動運転車が迎えに来てくれ、それからおしゃべりをしてくれる休憩所もある」。経済日報が伝えた。

北京市海淀区は先ほど大手企業百度と事業提携し、この公園を世界初のAI公園に改築した。ここはすでに若者と高齢者から好評を博する人気スポットになっている。

◆顔認証で運動を記録

海淀公園の東門をくぐると、李さんはまずコースのスタートラインに行き、そこで足を動かす前に顔を上げ微笑んだ。

「ここにはカメラがあり、ここには撮影エリアの注意書きがある」。李さんは頭上を指差し、それから足元を指差した。「ここで顔認証をすると、システムは私が来たと判断し、運動データの記録を開始する。記録が始まったので、走りに行くよ」と言うと、彼女は大股でランニングを始めた。

ここで運動をする人は多く、若者も高齢者もいる。みな慣れた様子でカメラに向かって顔認証し、走り出す。東門の左手には電子ディスプレイが設置されており、1周の最速記録、累計運動時間、累計運動距離のランキングなどのデータが表示される。

百度のイノベーションマネージャーの丁子洋氏は、「スマート歩道は百度の顔認証技術を搭載している。人々の顔が運動データを記録するキーになる。これは顔認証技術の運動シーンにおける応用の模索だ」と説明した。百度の顔認証の精度は99.77%に達している。またこのほど1万分の1の違いでダンスをしている双子の姉妹を見分けることに成功した。現在はランニング中の愛好者を見分けることなどまったく問題がない。

◆自動運転車を無料で予約

何といってもAI公園で最も人気のあるのは、自動運転バス「阿波龍」だ。この丸々とした青い小型バスは、世界初の量産型L4クラス自動運転バスで、百度と金龍客車が共同で開発した。L4クラスとは、人の干渉がまったくなくても自動運転できることを意味する。

筆者も試乗してみた。車内には運転席とハンドルがなく、座席しかなかった。その中に座るとケーブルカーにいるような感覚になる。動き出すと「阿波龍」は安定的に走行し、歩行者に遭遇すると、その7、8メートル前で徐々に減速した。

丁氏によると、「阿波龍」には各種センサーが搭載されており、人間の目のように周囲の状況をリアルタイムで判断できる。百度が独自開発した自動車ブレーンと車載コンピューティングセンターが加わると、リアルタイムで環境情報を感知し、ルート最適化を実現できる。周囲の車や歩行者の行為を予想し、ブレーキや回避などのスマート操縦制御を行うことができる。

◆「空気」と話をする奇妙な体験

AI公園には目立たない休憩所がある。一見したところ涼を取り足を休める東屋のようだが、「小度小度」と呼ぶとさまざまな特技を披露してくれる。「小度小度、広場ダンスをお願い」と言うと、休憩所はハイテンションで「オッケー、広場ダンスを流すよ」と答える。一人で寂しい時も休憩所で会話をできる。天気予報を聞いたり、周辺の美味しい料理を聞いたり、さらには冗談を言わせることもできる。

空気と話をしているように見えるが、利用客との対話は百度のAI分野における重要プロジェクト、対話型AIOS「DuerOS」の一環だ。

丁氏は、「このOSを搭載すると、音声認証や自然言語処理などの技術能力、及び百度の巨大な情報・サービス生態、さらに海淀公園のサポートにより電力やネットワークなどの難題を克服し、休憩所全体を大きな小度スマートスピーカーにしてしまっている。ただの休憩所だと思ってはならない。その裏側には百度の十数年にわたる中国語検索の蓄積、それからQQ音楽、蜻蜓FM、懶人聴書などの音楽及び音声コンテンツ資源がある。これは十数種類のスマホアプリの機能に相当する」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年1月3日

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