中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 文化 >> 本文
  • descriptiondescription
売り切れ続出の「故宫カレンダー」 若者に文化的カレンダーが人気 中国
  ·   2017-01-10  ·  ソース:
タグ: 「故宫カレンダー」;若者;文化
印刷

日めくりカレンダーを毎日めくるのは、まるで神聖な儀式を行っているようで、明日への期待も膨らむものだ。中国では現在、美しいデザインで、そのテーマや内容がバラエティに富んだカレンダーが最も大きく販売数を伸ばしている。揚子晩報が報じた。

中国のショッピングサイト・淘宝では、「紅楼夢カレンダー」や「干支カレンダー」、「美しい漢字カレンダー」、「毎日詩が読めるカレンダー」など、バラエティに富んだカレンダーが販売されている。中でも、定価66元(約1120円)の2017年版「故宮カレンダー」の月間販売数は1万1000冊を超えていた。15年版の「故宮カレンダー」の販売数は22万冊に達した。

1933年に生まれた「故宮カレンダー」は、今では85年の歴史を誇る。

故宮博物院が正式に成立した1925年以降、所蔵している文化財が整理、研究され、それらをまとめた一連の学術研究専門書や一般向けの書籍が次々に刊行されてきた。「故宮カレンダー」もそのうちの一つだ。

酉(とり)年の「故宮カレンダー」には、南朝(420-589年)の鶏頭壺、唐代(618-907年)の緑釉生肖鶏俑、康熙年間(1662-1722年)の五彩雉鶏牡丹紋瓶、中国近代の巨匠とされる徐悲鴻(じょひこう)が描いた「竹鶏軸」などが含まれている。

中国では近年、文芸系のカレンダーが人気になっており、科学技術系のコミュニティサイト・果殼網や雑誌・読庫なども各種オリジナルカレンダーを打ち出し、定価は60-100元(約1000-1700円)と、普通の書籍より高いにもかかわらず、大人気となっている。

これについて、業界関係者は、「カレンダーは目を引く。美しいだけでなく、日に日に高まる人々の美的センスにも合致している。そして、さまざまなグループ、特に若い消費者に的を絞って、内容やテーマを絞っている」と分析している。

例えば、故宮博物院の「故宮カレンダー」は伝統文化が好きな人に、果殼網の「『種』のカレンダー」は動植物が好きな人に、博物雑誌の「果蔬志カレンダー」は料理好きな人にそれぞれターゲットを絞っている。絵や写真、言葉などが添えられたカレンダーは、気軽な楽しみを与えてくれるだけでなく、文化的な要素を含み、さらには現在断片化してしまっている学習と読書の習慣をうまく盛り込んでいる。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年1月10日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: