中国のある婚活サイトがこのほど、独身者の危機感などに迫る調査を実施し、その結果を報告書にまとめた。同サイトの独身の会員8500万人から抜き取り調査が実施された。新民網が報じた。
広州の男性と深センの女性の「危機感」最も薄い
同報告書によると、北京の男性85%、広州の女性の96%が「危機感」を示した。
一方、広州の独身男性は、5割が「特に心配しておらず、今の状態に満足している。危機感は全くない」と答えたほか、4割が「お見合いをしたことがない」と答えるなど、冷静な立場を示した。また、同じく一線都市の深センの独身女性の5割も、少しの心配はあるものの、自信を見せた。同サイト関係者は、「深センは、起業しやすい環境で、一部の女性は仕事が好き。旅行や友人との付き合いなどの面でも楽しい生活を送ることができる。加えて、深センに住む人のほとんどが別の地域からの移住者で、両親などとは離れているため、結婚を催促されることによるストレスも小さい。そのため、独身女性は、独身であることに対する危機感が薄い」と分析している。
上海の独身女性の4分の1「10回以上お見合い」
同報告書によると、回答者6割が「お見合いをしたことがある」と答え、うち、上海の独身女性75.9%が「お見合いをしたことがある」、24.1%が「10回以上したことがある」と回答。最も積極的にお見合いをしていることが分かった。
その他、住む場所が違うパートナーを持つことで生じる問題では、半数以上が「二人の両親の世話」と答え最多。次に多かったのが「春節(旧正月)にどちらの実家に帰るか」だった。また、「不確定な将来」や「大都市でマイホームを買うとしても高すぎるけど、実家に帰っても適応できない」、「将来どこで仕事をするか」なども悩みの種となる。
「人民網日本語版」2015年11月9日
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