中国安徽省合肥市と日本福岡県久留米市の友好都市提携35周年記念式典が28日、合肥市で行われた。同式典で、合肥市の張慶軍・市長と、久留米市の楢原利則市長は、「合肥市と久留米市のさらなる友好交流と提携を強化するための覚書」を締結した。中国新聞網が報じた。
張市長は挨拶の中で、「当市と久留米市は相互補完性が強く、提携の大きなポテンシャルを有している。国際産業の移転や構造調整が加速するにつれ、両市の提携の空間は一層拡大するだろう。提携35周年を機に、さらに友好往来を強化し、実務提携を深化させたい。そして、『提携の橋』、『友情の橋』を伸ばし、強化し、両市の友好関係をますます強くしていきたい」と語った。
一方、楢原市長は、「この35年、両市は緊密な関係を保ち、両市市民も動揺することのない相互理解と信頼関係を築いた。当市と合肥市の交流は、両市だけでなく、日中友好のためにも大きく貢献している」と語った。
合肥市と久留米市は1980年に友好都市関係を締結し、久留米市は合肥市初の国際友好都市となった。両市は、工業や教育、文化、スポーツなどの分野で深い交流を続けており、交流の主体も、行政から民間へと拡大している。
特にここ5年、両市は経済貿易や観光など、新たな分野の交流を開拓し、友好関係がさらに強化されている。また、中高生の相互訪問や国際親善青少年サッカー大会などの交流プロジェクトを通して、青少年の友好使者を育成している。
28日、両市長は合肥植物園で植樹も行ったほか、70人からなる日本代表団が合肥学院を訪問し、文化交流や実演を行った。
「人民網日本語版」2015年10月30日
|