「刺客聶隐娘」(邦題:黒衣の刺客)の上映が始まったが、「意味が分からない」「眠かった」など、観客の評価は好ましくないようだ。来年上半期にはイギリスでの上映が予定されているが、侯孝賢監督はBBCのインタビューを受けた際、「3回見なければ、イギリス人には難解かもしれない」と正直に話したという。中国新聞網が伝えた。
こうした情況を受け、同作品の海外での上映では、最終的にカットととなったシーンも含めて上映することが検討されたものの、侯監督は「映画は言い尽くすのではなく、観客に想像の余地を残す方が良い」という理念を堅持した。
しかし、12日に同作品が日本で上映された際には、妻夫木聡とその妻を演じる忽那汐里の結婚シーンが増えるなど3分間長くなった。それでも映画館の客入りは6割から7割程度、その多くが年配者で、しかも開始30分でいびきをかくおじさんが現れるなど、「メディアは絶賛も観客爆睡」という現象が見られた。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月22日
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