日中友好協会大阪府連合会は1日夜、天満橋ドーンセンターで、「日中不再戦・平和友好のつどい」を行った。同集会には、日本の市民400人が参加した。
日中友好協会大阪府連合会の渡辺武会長は同集会であいさつし、「今年は戦後70周年にあたると同時に、中国の抗日戦争勝利70周年でもある。日本が中国への侵略戦争で犯した罪に対し、日本人として非常に心を痛めている。日本は戦争を反省し、次の世代にこの歴史を知らせなければならない。それによって日中は初めて世代を越えた平和友好を実現することができる」と述べた。
また渡辺会長は、「安倍政権の憲法改正を企む行為に対し国民は怒りを抱いている。もし憲法9条が改正されれば、将来日本が戦争に巻き込まれる日がやってくるかもしれない。日本の国民は戦争を起こすことを望んでいない。安倍政権が歴史を正視し、違憲である安全保障関連法案を撤回することを希望する」と語った。
集会では、男声合唱団「昴」と歌手の野田淳子さんが反戦歌を歌い人々の心を揺り動かした。同集会に参加した長谷川暁子さんは会場で、当時、母親の長谷川照子さんが中国に渡り、日本の侵略戦争に反対するために行った活動や貢献について回想した。長谷川暁子さんは、「安倍首相の靖国神社参拝や憲法改正をもくろむ行為は、以前の軍国主義のやり方を踏襲するものだ。今回の活動を通して、より多くの国民に真実の歴史を知らせたい」と語った。
同集会では最後にエスペラント語で日本国憲法第9条を読み上げ、集会に参加した人たちは安倍政権に対し歴史を正しく認識することを呼びかけ、安全保障関連法案を撤回する要望書に著名を行った。
要望書に著名した参加者の1人は、「寄せられた著名は我々の平和を支持する揺るぎない決意を示している。国民の心の声が反映されているこの要望書をできるだけ早く政府に提出したい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年7月2日
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