それが、2014年になると、購買率が大幅に上昇し、すべての種類の品目で、購買率が約10%上昇している。購買率のランキングを見ると、1位「お菓子」、2位「薬用化粧品・スキンケア用品・メイク用品」、3位「食品・タバコ・酒」、4位「家電製品」、5位「カメラ」となっている。
日本へ行って買い物をすることは別に何も悪いことではない。お金が余っていれば、円安となっているこの時期に、日本へ行って「爆買い」することはまったくもって自然なことだ。しかし、春節で中国人がこぞって買った、「ステンレスボトル」「セラミック包丁」「温水洗浄便座」「電気炊飯器」のランキングリストを見て、何か気付かないだろうか?
その通り。中国人が、わざわざ海を渡って日本で「爆買い」するものは、実のところ、すべて「食べる」「飲む」「排泄する」に関わることだけなのだ。
■中国人は日本で何を逃しているのか?
中国 ・ アメリカ ・ オーストリア
中国人が日本でお金を何に使ったのかを一緒に見てみよう。他の国の観光客と比較すると、中国人が買い物に使った費用は、各国の観光客の平均以上を占めるが、宿泊費用は、他国の観光客の約3分の1に過ぎない。旅行の総費用ではあまり変わらないが、他国の観光客は日本風の庭園など美しい環境の宿に泊まっているかもしれないが、中国人は狭くて、味気ないビジネスホテルで間に合わせている。
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