美味しい料理を食べると、本当に幸せな気分になる。中国には「民は食をもって天となす」という言葉があるほど、食が非常に重んじられており、「今日は何を食べようか」と毎日頭を悩ませている人も少なくない。そして、自身は「グルメ」と自負している人も多い。しかし、美味しいものをたくさん食べているうちに、最終的にどんなことを夢見るようになるのだろう?現代快報が報じた。
小銭握って駄菓子屋で悩んだ幼年時代
あるネットユーザーは、「子供のころ、家の経済状況は良いほうではなかった。家にはお菓子があまりなく、近所の子供がお菓子を食べているのを、よだれを垂らして見ていた。毎日、3-5角(6-10円)を持って駄菓子屋に行くのが楽しみだった。駄菓子屋の前で、何を買うかずっと考えていることもあった。そして、『親がこの駄菓子屋をしていたら、食べたいものをただで食べれるのに』と心の中で思っていた」と書き込んでいる。
ポケットの中のお菓子をいつ口に入れるか悩んだ学生時代
「授業中に先生の目を盗んでお菓子を食べた」というのが、多くの人の思い出ともなっているだろう。当時、先生の見ていないすきに、どのようにポケットのお菓子を口に入れるかに、いつも頭を悩ましたものだ。特に、ベビースターラーメンのような駄菓子が好きな学生は、ラーメンを握って粉々にした時に満足感を感じ、いつそれを口に入れるか、常にすきを探していた。また、午後の授業中になると、甘酸っぱい駄菓子を食べて目を覚ましたものだ。そのお菓子をポケットの中で握りしめ、汗を含んでしまい、食べる気がしなくなったということもあった。「××!授業中にお菓子食べてはいけません。立ちなさい!」。
お金はあっても体重気になるサラリーマン
学生時代はグルメになる入門編のようなもので、自分で働き給料をもらうようになると、食べ物にもっとこだわるようになってくる。「お金がないと好きにできない」ということだ。しかし、普段運動する時間があまりないサラリーマンは、限られた食べ物で、多くの栄養を取るようにしなければならない。そのため、サラリーマンは、「何を食べても太らない、体重が50キロに達すると自動的に4キロ減る、中に食べきれないほどの果実が入っているヨーグルト」など、ありもしない妄想を膨らませている。
スイカも種ごと食べる
ヘビー級のグルメの手にかかると、嫌いなものはあっても、この世に食べられないものはない。「このゴキブリを揚げたら、いい香りがするはず…」。めんどうくさがりのグルメなら、スイカの種も、ひまわりの種の殻も気にせずに一緒に食べてしまう。あるネットユーザーは、「いつも、自分の体の何倍も大きい食べ物があるアリが本当にうらやましい。いつか、豚のもも肉ほどの大きさのタラバガニを食べたい。頭を突っ込んでカニ味噌をたらふく食べたい」と夢見ている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月4日
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