「休日は6時間以上ひとりで過ごす」6割超
某著名婚活サイトが11日、「2014年中国人の恋愛・結婚状況に関する調査報告」を発表した。7万件以上のアンケート回答を収集して取りまとめた同報告によると、「独身であり続ける」主な理由として、「1人で過ごす時間が長く、交際範囲が小さい」などが挙がった。新京報が報じた。
〇独身は、ひとりで過ごす時間が長く、交際範囲が小さい
今回の調査は、全国34省(自治区・直轄市)をカバーし、アンケート方式を中心に実施された。7万3215件のアンケート回答を収集したほか、オフラインで200人の独身男女を対象とした聞き取り調査も行われた。
報告によると、「休日は平均6時間以上、ひとりで過ごす」と答えた独身者は全体の63%を占め、うち「10時間以上」とした人は31.7%。休日の過ごし方で最も多かったのは順次、「家でネットに接続する」「友人と会う」「家でゆっくりくつろぐ」だった。
男女別に見ると、「プライベートタイムは自宅でドラマ鑑賞にふける」と答えた独身女性は32.3%。一方、独身男性は、「ネットに接続して過ごす」人が66.6%に達した。
独身者の現状を分析すると、「ひとりで過ごす時間が長く、交際範囲が小さい」「結婚相手の候補となり得る異性が周りに少なすぎる」が、独身であり続ける主な原因として浮かび上がった。独身女性のうち「自分は結婚できないのは、これらの原因による」と認識している人は80%を占めた。
〇結婚相手に求める条件:男性は女性の容姿、女性は男性の経済力を重視
報告によると、独身男女のうち、「自分の条件に見合う人がいれば結婚する」と答えた人は4割以上に上った。現代人の恋愛・結婚観を見ると、「愛さえあれば結婚できる」という考え方は、もはや過去のものとなった。誰もが、結婚に対してより理性的な考え方を持っており、相手の条件が合っているかどうかを、お互い結婚前にしっかりチェックするようになった。男性が相手の女性に求める条件トップ3は、「容姿」「健康」「性格」で、女性の場合は「経済力」「健康」「職業」だった。
このほか、独身者のうち、「両親の過干渉で結婚話が流れた経験がある」と答えた人は30%近くを占め、この割合は、男性(33.5%)が女性(27.4%)を上回った。
■焦点
〇独身女性の7割、「マイホームを持っていることが結婚相手の条件」
報告によると、「結婚の条件のひとつは、相手の男性がマイホームを所有していること」と答えた女性は71.8%、「マイカーを所有していること」を条件に挙げた人は17.8%にそれぞれ達した。これらの割合は、2012年のデータに比べかなり上昇しており、特に「マイカー」を結婚の条件として挙げる女性の割合は9ポイント上昇した。このほか、男女ともに、結婚相手に求める必須条件として挙げたのは、「安定的な収入」だった。政府は、「単独二孩」政策(夫婦の一方が一人っ子の場合、2人目の子供を産むことを認める政策)を導入したが、調査によると、「将来子供を2人持つことは考えていない」と答えた女性は約6割にのぼり、この割合は男性より11ポイント高かった。また、独身女性のうち、「『内に秘めた教養』と『生活能力』に関しては、中国人男性は中国人女性に及ばない」と認識している人は33.3%に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月12日
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