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2025年5月6日 火曜日
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中国、創業のための休学を大学生に許可

 

中国は、柔軟性に富んだ大学の履修制度を確立し、創業のための休学を大学在校生に認める方針を固めた。教育部(省)は10日、「2015年全国普通大学卒業生の就職・創業対策業務の着実な実施に関する教育部の通知(以下、「通知」と略)」を公表、ネットショップ開設など学生によるさまざまな創業を支援していくことを明らかにした。新京報が伝えた。

2015年に中国全国の大学を卒業する学生は、史上最多の749万人に達する見通し。教育部全国大学学生情報問合せ・就職指導センターの張鳳有センター長は、「就職の圧力は来年もかなり大きく、マクロレベルの圧力は軽減されない」との見通しを示した。

これより前、教育部の袁貴仁部長は、創業の成果を履修単位に換算する制度を完備し、柔軟性に富んだ履修制度を確立・実施することで、休学して創業する大学生をバックアップするよう、要求を提出していた。

大学生の創業に税金の減免特典を適用

「通知」では、大学は柔軟性に富んだ履修制度を確立し、在校生が休学して創業することを許可しなければならないとされているほか、成功した創業者、企業家、投資家、専門家などを兼任講師として招聘し、革新的な創業を目指す学生に対するマンツーマン指導を行うよう明記されている。

また、「通知」は大学に対し、革新創業をテーマとした教育科目を開発・開設し、履修単位科目に組み入れることや、学生を対象としたさまざまな革新創業コンテスト、模擬創業などの実践活動を開催することを求めている。

今年発表された新しい「大学生創業指導計画」は、今後4年以内に大学生80万人の創業を実現させることを目標としている。この目標達成のために、「通知」では、創業研修、商業登記、税金減免など各種優遇策を適用し、ネットショップ開設など、学生によるさまざまな創業を支援することを大学側に求めている。

卒業生の2-3線都市での就業を奨励

張鳳有センター長は、来年の卒業生の就職ニーズには、構造面での変化が少し生じると分析している。特に、民間中小企業や2線都市(重要な省会都市)・3線都市(発展中の中小都市)における就職ニーズの上昇が目立っているという。

「通知」は、大学と2-3線都市が戦略的協力を推進し、卒業生を対象とした2-3線都市の就職フェアなど各種イベントを積極的に展開するよう求めている。各地方も、関連部門とともに政府の購買力を高め、基層部のより多くの公共管理・社会サービスにおける就業ポストを生み出し、卒業生の就業をバックアップすることが求められている。

就職率の数値ねつ造、いかなる形であれ厳禁

大学は今年初めて、2013年度卒業生の各校就職実績との比較を目的とした、「卒業生の就職クオリティ年度報告」の編纂作業をスタートさせた。「通知」は、各大学に対し、この作業を今後も継続し、「大学卒業生就職状況」を9月に、「卒業生の就職クオリティ年度報告」を12月末にそれぞれ発表するよう求めている。

教育部は、いかなる形であれ、就職率の数値ねつ造を厳しく禁じている。早期警報、退出、動的調整システムを確立し、低い就職率が続く専門学部については、学生募集数を削減し、一部の普通大学については、応用技術型大学へのモデルチェンジを推し進める方針。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年12月11日