周恩来(左)と池田大作
学術セミナー「周恩来・池田大作と21世紀青年文明間対話」が6日、天津・南開大学で開幕した。中日の学術界、友好団体関係者および、南開大学、日本創価大学など中日の大学10校あまりから約100人の教師・学生代表が出席し、共に理想を語り合い、人類の文明について展望した。中国新聞社が伝えた。
1974年12月5日、周恩来総理は重病にもかかわらず、創価学会の池田大作会長と歴史的な会談を行った。この会談には特別な意義がある。当時、周総理は病床にあったが、「最重要事項」として池田氏と会談した。周総理の会談は、中日友好事業のために著しい貢献を果たした池田氏と創価学会に対する、最高レベルの肯定であった。
86歳の池田氏は、今回のセミナーに送った祝電の中で、周総理との会談を振り返り、「周総理の鋭くも温かみのある眼差しを、今も忘れることができない」とした。
池田氏はまた、「今日のセミナーは、青年の交流を目的としたもので、中国と日本から多くの学生が参加する、とても意義深いもの。ここに集まったのは、周恩来総理の遺志を引き継ぎ、平和のため、国民のため、未来のため、勇気を持って前進し続ける青年たちだ。青年同士の交流、民間の交流こそが、平和への確かな道となる」と指摘した。
池田氏と周総理は、中日の平和友好事業に共に取り組む中で深い友情を築いた。池田氏の創設した創価大学には、「周桜」、「周夫婦桜」という名の桜の木が植えられており、毎年桜の季節には、創価大学の教師・学生らが桜の下で周総理を記念して歌や踊りを披露し、日中の世代を超えた友好への願いを表している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月9日
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