▽一般人は平和を望んでいる
日本の特定非営利活動法人「言論NPO」が少し前に発表した世論調査によると、中国に対して良くない印象をもっていると答えた日本人は9割以上に達した。しかし、日本を訪れた中国人観光客のほとんどが、日本で「敵意」を感じたことはないという。日本メディアの報道によると、今年1-10月、訪日中国人観光客は80%増となった。
日本で暮らしたことのある人の多くは、日本の若者は政治に関心を持っていないと考える。キングストン教授は「日本の若者が特に右傾化しているとは思わない。彼らは政治に関心が無い。興味が無い理由は、日本の政治家に魅力が無いためだ」と語る。
中国人留学生・焦海竜さんは「日本人はとても友好的で、普通は政治の話はしない」と語る。焦さんは、日本で就職しようと考えているため、中日関係の緊張が続いて欲しくはないという。
しかし、中日関係の緊張は争えない事実だ。多くの学者は「その根源は、日本でますます強まるタカ派の政策」と指摘する。
加々美氏は環球時報の記者に対し、「日本の右傾化の大きな原因は、中国の政策に対する日本人の理解が不十分であること。中国の『強国の夢』、『強軍の夢』という言葉に、多くの日本人は恐れを抱いている。右翼はこうした国民感情を利用して、自衛隊強化の目的を実現しようとしている。安倍氏は日本で大人気だが、それは安倍氏自身に魅力があるためであり、その右翼的思想が人気なわけではない。また、昭恵夫人も人気があるのも同じ理由だ」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月26日
|