今年は中日両国の首都同士が友好都市になって35周年になる。これを祝うため9日、工学院大学孔子学院の主催で、記念祝賀集会が開催された。
会の冒頭の挨拶で、工学院大学孔子学院の西園寺一晃学院長は、民間の立場からも、日中両国の関係がどうなるか考えなければならないとして、この会を未来を考える場にしたいと呼びかけた。
これを受けて、会場では「友好都市の更なる発展を目指して」をテーマとしたパネルディスカッションが行われた。両国の友好団体、企業、学生、メディアの代表が、両国の市民交流の現状、報道の役割、改善のための提案などについて、熱く意見を交わした。
また、北京市と東京都の友好都市提携に尽力した故牧田安夫氏への「中日友好の使者」称号授与式も行われた。牧田安夫氏は、当時、東京都庁の広報部長を務め、提携実現に奔走した。退官後、東京都日中友好協会常務副会長に着任し、中国の太極柔力球を日本に伝え普及させるなど、東京都と北京市の民間友好事業に貢献した。これを表彰するため、中国日本友好協会が8月に「中日友好の使者」の称号授与を決め、今回の会場で在日本中国大使館の代表が故牧田安夫氏の長男に表彰状を授与した。
中国国際放送局日本語版 2014年11月13日
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