このほど北京では高級品鑑定講座が開かれており、10日間の学費が3万2800元に上っている。高級品市場では、鑑定士の不足が普遍的な現象になっている。高級ブランドは鑑定部門を設立しておらず、高級品鑑定業界も営業資格証書を発行していない。この状況の中、消費者が偽物をつかまされた場合、権威ある中立者の介入が困難になっている。

講座の内容は？

記者はこのほど、高級品初級鑑定講座を取材した。受講生募集を担当する董氏は、「これは国内初の正規の高級品鑑定関連の講座だ」と述べた。調べによると、同講座の10日間の学費は3万2800元に上る。董氏は、「受講生の募集後、集中的に授業を行う。生徒からの応募を受け付け、面接を行う。専門的な鑑定士が、受講生の高級品に対する理解度をチェックする。受講生数は、毎回10人未満となる」と話した。

同講座で授業を担当している李氏は記者に対して、「この講座は、理論と実践に分かれている。理論の授業では、ブランドの歴史的な知識、文化の流れ、各ブランドのバッグの種類と加工技術を学ぶ。実践の授業では、各ブランドのバッグの鑑定に関する知識を学び、真偽を見分け、価値を判断する。今回開設された10日間の講座は、初級クラスだ。理論が一歩目となり、ブランドの文化・歴史および各バッグの価格を学ぶ。実践は二歩目で、受講生は市場に流通している70％以上の偽物を識別できるようになる」と説明した。

「チャイナネット」 2014年9月10日