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本誌報道  
中国は積極的に「IMF債券」の購入を考えている

周小川中国人民銀行行長はIMF(国際通貨基金)が準備通貨の管理を代行し、SDRを「超主権準備通貨」に発展させるよう提案した。

G20ロンドン・サミットが4月2日に催され、世界の金融構造と国際通貨システムを改革し、全世界の金融監督・管理におけるIMF(国際通貨基金)の役割を発揮させることは重点的議題の1つになるであろう。

国際通貨システムの改革という難問に対し、周小川氏は解決の処方箋の一つを提供した――主権国家から離脱するとともに、通貨の価値の長期安定を保てる国際準備通貨を作り出し、それによって準備通貨としての主権信用通貨の内在する欠陥を免れることは国際通貨システム改革の理想的な目標であるとし、周小川氏は、SDR(特別資金引き出し権)の役割を十分に発揮させることを考えるべきであると特に指摘している。

どのようにIMFの役割を発揮させ、特にどのようにIMFを通じて世界じゅうの余った資金を差し迫って必要とする「方向へ誘導する」かということは、すでに各方面が関心を持つ焦点の1つとなり、明らかに、これは関連メンバーの利益に合致するばかりか、全世界にとっても、「パレット的改良」の一つである。周小川氏は、IMFによってメンバーの一部分の準備通貨を集中的に管理されることは、国際社会が危機に対応し、国際通貨金融システムの安定を維持する能力の増強にプラスとなるのみならず、更にSDRの役割を強化する強力な手段であると語っている。

周小川氏はIMFのために具体的な操作案を提出し、つまり市場化のモードによってオープン型基金をつくり、メンバーの既存準備通貨を積み上げた準備金を集中的に管理し、SDRで価値を計算する基金単位を設定し、各投資者が既存準備通貨を使って自由にそれを購入し、必要な場合更に必要な準備通貨を借り出すことを認めることである。氏は、これはSDRの価値計算資産の発展を促すこともできれば、既存準備通貨の全世界における流動性に対する規制を部分的に実現することもでき、ひいてはSDRの発行を増やし、既存準備通貨のベースを逐次入れ替えることができると語っている。

中国の中央銀行が発信したメッセージはこれだけではない。昨日、中国がG20ロンドン・サミットに出席することに関する中国外交部のプレス発表会で、胡暁煉中央銀行副行長は、債券の発行はIMFが短期間に資金を調達するやり方の一つであり、もしIMFが債券を発行するならば、中国はその購入を積極的に考慮すると語っている。

中国の中央銀行の上述の姿勢について、北京師範大学金融研究センター主任の鍾偉氏は、「中国は直接米国債を購入するほか、その他のさらなる安全な外国為替資産の使用方式を模索しつつあり、或いはそれを模索しようとしており、(IMFが発行する債券を購入することは)中国の安全にプラスとなるばかりでなく、今回の金融危機でIMFの役割を発揮させることにもプラスとなるであろう」と語っている。

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