第16回アジア競技大会で授与された金メダルは、21日夜の時点で300個に達した。金メダルを獲得した国家は20カ国、中国選手が獲得したメダルは146個。
開幕前に金メダル数第2位キープを目標としていた韓国は55個と、25個の日本をリードしており、目標はほぼ間違いなく達成されるだろう。
イランは、得意種目のグレコローマンスタイル・レスリングで2つの金を獲得、金メダル総数は2桁台に達した。
注目の陸上競技。初日に6種目で金が決定、中国、インド、バーレーン、タジキスタンチームが分け合った。中国の金メダル数は2位以下を大きくリードしているとはいえ、「運動競技の花形」陸上競技での中国選手の活躍ぶりはやはり気になるところだ。陸上金メダル1番乗りは、男子20キロ競歩の王浩選手だった。女子砲丸投げ決勝では、李玲選手が19メートル94の個人ベストで優勝、チームメイトの鞏立○(手へんに鄭)選手は19メートル67で銀。女子中・長距離走は中国の得意とするところだが、女子1万メートルに出場した世界選手権マラソン覇者の白雪選手は、トップと1分以上の差がつき8位に終わった。女子の1万メートルと3000メートル障害走はいずれも、インドが金メダルを獲得した。陸上競技では、各国代表選手の熾烈なメダル争いが今後数日間続く。
今大会42競技のうち、半数以上が終了した。最も早く始まり、競技日程の長い球技も、多くが決勝戦に入っている。中国の三大球技(バレーボール、サッカー、バスケットボール)は、「喜びあれば憂いあり」という状況だ。女子サッカーでは、銅をかけて韓国チームと再び対戦する。女子バスケットは韓国戦、女子バレーボールはタイ戦が行われる予定で、いずれも気の抜けない試合展開が予想される。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年11月22日 |