広州アジア大会4日目の16日、中国代表は金メダル23個を奪取、1日の金メダル数としては最多となった。総数は77個。
最も注目を集めた卓球女子団体決勝。今年の世界卓球選手権モスクワ大会団体戦決勝で中国はシンガポールに敗れ、過去9回連続のコービロン杯を逃しただけに、今回アジア大会決勝で再度ライバルのシンガポールと対戦することになり、中国にとってまたとない屈辱を晴らすチャンスがきた。次の世代を担う中国女子選手はライバルにすきを与えず、3:0で完勝、アジア大会卓球女子団体史上8回目の王者に輝いた。
中国卓球男子チームも同日夜に行われた団体決勝で3:0で韓国に圧勝し、アジア大会5連覇を果たした。
海峡両岸(大陸部と台湾)によるテニス女子団体決勝で、中国のエース、彭師と李娜はいずれもライバルを手中にし、2:1で優勝、中国テニス女子にとって1986年ソウル大会以来24年ぶりの団体金メダルとなった。中華台北男子団体は2:1でウズベキスタンを破り、初のアジア大会テニス男子団体金メダルを獲得した。
3日間続いている「中国旋風」はこの日も競泳会場に吹き荒れた。中国チームは同日の金メダル7個のうち5個を奪取、うち女子が3個と快挙をみせた。しかし最も注目された男子400メートル自由形決勝で、張琳は無念にも韓国の朴泰桓(パク・テファン)との対決に再度敗れ銅メダル、朴泰桓は今大会2個目の金メダルを獲得、中国の孫楊が銀メダルだった。
中国体操チームは同日、種目別で金メダル5個を獲得、開幕から続いてきた全種目制覇を保持した。男子団体・男子個人で「金パーフェクト」を持続、中国の滕海濱は男子あん馬で再度頂点に立ち、自身今大会3個目の金メダルを手に入れた。17日には滕海濱は男子鉄棒、段違い平行棒の各決勝で、今大会の「金メダル王」の最有力候補と目されている。
中国射撃チームは同日の金メダル4個のうち2個を獲得、わずか17歳のテキ羽佳が男子10メートルランニングターゲットミックスで世界記録に並び、金メダルを獲得した。また総合力を生かした中国チームは男子10メートルランニングターゲットミックス団体でも優勝した。
中国柔道は3日連続で金メダルなしだったが、競技最終日に屈辱を晴らした。劉歓縁が女子無差別級を連覇、呉樹根は女子48キロ級金メダルを獲得した。
中国バスケットボール男子は91:46でモンゴルを破り、今大会初勝利を収めた。中国サッカー女子は1:0の僅差でベトナムを下し1次リーグでランクを上げた。最終となる韓国戦でリーグ順位が決定する。(編集HT)
*テキ:「羽」の下に「隹」
「人民網日本語版」2010年11月17日 |