競技の公平・公正を徹底的に守るため、広州アジア競技大会では、ドーピング検査を厳しく実施し、「ドーピング違反ゼロ」を徹底する。大会組織委員会のデータによると、ドーピング検査件数は1500回以上に及び、歴代大会の最高記録を更新する見込み。「長江日報」が伝えた。
4年前のドーハ大会で行われたドーピング検査件数は1200回だったが、今大会では1500回以上と予測されている。大量の検査作業を実施するため、600人を上回る検査係員から成るドーピング検査隊を設立した。検査隊は34チームに分かれ、各競技場に設けられた検査所において、尿検査用サンプルと採血サンプルの採集・運搬作業を行う。集められたサンプルは、毎日特別機で北京に空輸され、最終検査に持ちこまれる。検査後24時間以内に陰性の報告、48時間以内に陽性の報告が提出され、結果が出るのに72時間以上かかることはない。
検査・測定作業は全プロセスを通じ、アジアオリンピック評議会(OCA)が実施する。韓国、ブータン、ブルネイ、モンゴル、オマーン、レバノンなど各国から派遣された検査官11人が作業を担当、国際基準に完全に則ったプロセスで実施され、いかなる国家・地域の代表団を特別扱いすることは決してあり得ない。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年11月16日
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