15日夜に行われた広州アジア競技大会競泳男子100メートル平泳ぎ決勝。金メダルを狙った北島康介選手は精彩を欠き、1分01秒85のタイムで4位に終わり、金メダルを手にしたのは後輩の立石諒選手だった。
北島選手は、14日夜に行われた50メートル平泳ぎ決勝でも、気持ちが先行して力を出し切れず、3人同タイムで4位となった。試合後、メディアに謝罪の気持ちを示すと同時に、100メートルでは全力で金メダルを狙うと話していた。
レース後半でスパートをかけ追い上げるのが北島選手の強みだ。100のレース、観客は彼のラスト・スパートを待ち望んでいたが、後半50メートルは明らかにスタミナ不足となった。他選手6人の後半50メートルのタイムはすべて、北島選手を凌いでいた。
北島選手は試合後レースを振り返り、「50メートルのターン後勝てないと分かった。力が出し切れず、最後までベストな状態に持って行くことができなかった。200メートルで全力を出し切り、自分の頑張りがチームの励みになるよう 望んでいる」と語った。
北島選手が4位に終わったことについて、金メダルを取った立石選手は、「彼のコンディションはあまり良くなかった。彼の不振は大変残念だ。北島選手の並々ならぬ努力は、周りの人が良く知っている。『平泳ぎの王者』はきっと表彰台に戻ってくる」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年11月16日
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