広州アジア競技大会のマスコットは、「楽羊羊」と名付けられた5頭の羊。歴代のアジア大会マスコットのうち、5頭という数は最多だ。活発な5匹の羊の名前は、「阿祥」、「阿和」、「阿如」、「阿意」、「楽羊羊」。続けて読むと、「祥和如意楽羊羊(幸福で幸先良い)」となり、今大会がアジアの人々に、「吉祥・調和・幸福・円満・快楽」をもたらすようにとの念願を示すと同時に、大会の理念「調和と情熱」を伝える意味も持つ。
広州アジア大会のマスコットは、広州の都市伝説をヒントに誕生した。はるか昔、広州は数年続けて自然災害による凶作に見舞われ、住民生活が窮地に追い込まれた。そんなある日、5人の仙人が稲穂を口にくわえた5頭の仙羊にまたがり、広州にやって来た。仙人は稲穂を広州の人々に渡し、広州に凶作が2度と訪れることのないようお祈りをした。5頭の仙羊は石像に変わり、広州に残った。この時以来、広州は「羊城」と呼ばれるようになった。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年10月21日