Imprimer cet article

Commenter cet article

過去のスポーツ関連報道  
北京五輪、どこに宿泊?

 

五輪後、ホテルに対する市場のニーズが低下するのは明らかで、長期的投資を避けて短期のニーズに応えるため、五輪期間中の内外からの客の受け入れについて北京市旅游局のホテル・レストラン管理処の周樹琦処長は「北京市旅游局は星付きホテルを中心に据え、星なし旅館を外枠、周辺の省・市の宿泊施設を予備として配置し、多層的なサービス体制を築くつもり」と語る。

北京周辺の都市はかなり多くあり、その中の多くの都市が観光地としての価値を備えており、オリンピック観戦のかたわら出かけられる行楽地となっている。周氏によると、河北省には北京から100キロ圏内に星付きホテルが56件あり、客室は5639室、ベッド数は10,491床だという。

客室価格水準の市場化

しかし、「宿泊場所がある」ということは、「宿泊できる」ということとは別問題だ。ある報道によると、北京五輪組織委と北京市旅游局の関係者が決して客室不足はないと表明しても、現状から見る限り、ホテルの客室単価が跳ね上がるのは避けられないという。「一般観光客にとって快適で安い宿泊先を見つけることは、お目当ての五輪競技のチケットを注文するよりも難しいようだ」と新華社は論じている。

現時点で、北京五輪のための宿泊予約は過熱状態で客室単価は暴騰しており、予約を受け付けている星付きホテルでは通常の4~5倍に跳ね上がっている。

「今、五輪期間中で予約できる部屋は“エグゼクティブルーム”が数室だけ、客室料金は1泊6000元(約10万円弱)」と京倫飯店の客室予約担当者は言う。この四ツ星ホテルの現在のエグゼクティブルーム宿泊料金は1泊1200元(約1万8000円)だ。

すでに予約受付を始めている組織委のほかの契約ホテルも状況は似たり寄ったりだ。五ツ星ホテルの崑崙飯店のスタッフは、五輪期間中のスタンダードルームはすでに予約で埋まっており、現在予約できるのはスイートルームクラスの客室だけ、来年8月の五輪開催期にはスイートルームの価格は1泊10000元(約16万円弱)ほどになるだろうと明かした。

08年五輪開催の立候補時の約束事項として、北京五輪組織委が契約した星付きホテルに対して提示した客室料金の上限額は次のようなものだ。

・ 五ツ星クラスホテルのスタンダードルーム:1泊2960元

・ 四ツ星クラスホテルのスタンダードルーム:1泊2320元

・ 三ツ星クラスホテルのスタンダードルーム:1泊1600元

しかし、向萍副部長は、契約ホテルが自由に販売できる客室および契約ホテル以外のホテルの客室料金は組織委の約束の範囲外にあると言う。彼女は、客室料金は市場の需給関係が決めるものとし、「価格の高騰は市場ニーズがあることの証で、ニーズがなくなれば自ずと価格は下がる」と指摘する。

しかし、組織委との契約がない星付きホテルであれ、低価格で有名なエコノミータイプのチェーン店であれ、多くの宿泊施設はいずれも五輪期間中の予約業務をしばらく見合わせているが、いずれも五輪期間中の客室料金は「必ず上がる」と答えている。その上げ幅についてはどこも、当面は静観する構えで、早くて年明け早々に確定されるだろう。

   前のページへ   1   2   3   4   次のページへ  

北京週報e刊一覧
トップ記事一覧
インフレは依然、経済最大の潜在的懸念
「タイガーマザー」論争、どんな母親が優れているのか?
中国、水利整備を加速
潘魯生氏 手工芸による民族文化の伝承
特 集 一覧へ
第7回アジア欧州首脳会議
成立50周年を迎える寧夏回族自治区
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区