今年は北京五輪の開催準備の「カギとなる年」と見られており、「私達のオリンピック組織委員会の重点的な仕事は『4つの整う』を実現することである」と蒋効愚氏は語り、そしてさらに次のように説明してくれた。一、競技場・館などの施設の建設と競技の組織的準備が整うこと。「オリンピック用の競技場・館工事の建設は大規模な機械・電力設備の据え付けと内装の段階に入っており、今年の年末までに各競技用競技場・館とトレーニンフ用競技場・館は基本的に完工し、そしてテスト競技による検証を受ける」。二、水、電気、天然ガス、暖房および道路建設などの都市運営保障の仕事が基本的に整うこと。三、北京五輪組織委員会と北京市の各関連部門の競技時の運営メカニズム、運営体系が整うこと。「一連の協議を通じて、相互間のシームレスな整合を実現する。」四、競技の組織、安全・警備などの部署に必要な中堅人材陣が整うこと。
蒋効愚氏は、「3月27日は北京五輪がカウントダウン500日目を迎える日である」と語った。その前の祝賀行事の1つである「北京を奮い立たせる――中華太鼓音楽大会」は3月4日に序幕を切って落とした。中国の古い歴史において、太鼓音楽は往々にして重要な行事を盛り上げ、応援するために使われた。今回の太鼓音楽祝賀夕べでは、全国から来た50あまりの太鼓音楽代表チームと約10カ国と地域から来た著名な打楽器を用いる楽団・チームが、北京五輪の名のもとで同じ舞台で芸を披露することになっている。
「競技場・館」などの施設について
太鼓音楽のにぎわいのほか、日に日に「姿をあらわにしている」競技場・館は更に人々に北京五輪がますます近づく足音を感じさせている。
北京五輪は合わせて28の大種目、38のサブ種目、302の小種目が設けられ、必要な37の競技場・館と63のトレーニング場・館の中で、14の場・館は新規建設されたもの、14の場・館は改築されたもの、9つは仮設の施設である。これらの施設の中の31は北京にあり、残りは青島、上海、天津、瀋陽、秦皇島と香港など協力運営都市にある。蒋効愚氏によると、「今年、これらのオリンピックに必要な競技場・館の建設は全部完工することになる。」
大変自然なのは、多くの主催者としての北京人は「水辺のたかどのは月見にもってこいである」(オリンピック開幕の前に先に競技場・館に入ることができる)と考えていることである。これはすでに彼らの夢ではなくなり、数カ月もたたないうちに、数多くの高い国際レベルのスポーツ競技と新築、改築、拡充されたオリンピック競技場・館を彼らが真っ先に目にすることになろう。
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