3月27日は北京五輪カウントダウン500日目の日であり、このため、本誌記者は先般、北京五輪の準備作業について蒋効愚北京五輪組織委員会実行副主席を特別取材した。
唐元愷
「準備過程において最も懸念していることと言えば、恐らく来年の8月8日のオリンピックの開幕式の天候のことであろう」と蒋効愚北京五輪組織委員会実行副主席は率直に語り、さらに次のように述べた。
いささかの疑問をはさむ余地もなく、降雨などの天候は室外での競技の正常な展開とスポーツ選手たちの実力の発揮、好成績の創出にとって、マイナスの影響をもたらすことになり、雷雨はさらにテレビ中継に影響を及ぼし、ひいては潜在的な安全問題となるかも知れない。非常に明らかなのは、りっぱな気象サービスと正確な天気予報はオリンピックの競技の成功を保障する肝心な要素の1つである。
でも、各方面がすべて非常に気を配り、非常に入念に準備を整え、気象などの関連部門は更に北京のこれまでの50年、30年とここ10年来の毎年8月8日の降水確率を検討した。「全般的に見て、ここ半世紀以来の北京の8月8日の降水確率はすべて30-40%の幅以内にあり、大体75%は小雨であり、ここ10年来のこの日は、100%は雨が降らないか、降っても小雨であった。」
伝えられるところによると、北京は五輪招致の際にかつて、2008年の第29回オリンピックの開催期間は7月下旬に案配されたが、その後、北京市の気象についてさらに深く突っ込んで検討した結果に基づき、そして国際オリンピック委員会の同意と認可を経て、最終的にオリンピックの開催期間を8月8日-24日に調整した。「この期間はオリンピック開催の天候の必要に合致するものであるというべきであるが、ここ数年地球温暖化などの『不確定要素』に邪魔されて、天候は異常となり、確率を『突き破る』可能性も存在すると考えている。」関係方面は引き続き深く突っ込んで検討し、さまざまな措置をとって、「北京五輪に対する天候要素の影響を最低の度合いまで減らすために努力している。」
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