現在開催中の両会(全国人民代表大会と全国政協会議)では代表、委員らが会議場では政策論議に追われ、会議を離れるとマイクロブログを発信するという新たな光景が見られる。最新の統計は、両会前後に政務機関のマイクロブログが昨年末と比べ7割余り、幹部のマイクロブログも7割近く増加したことを示している。中でも熱心なのは北京の幹部だ。中国新聞社が伝えた。
マイクロブログ最大手の新浪微博は8日、政務機関のアカウント数が1万7364(昨年11月末と比べて74%増)、幹部のアカウント数も1万5013(同67%増)に達したことを明らかにした。
昨年末から中国大陸部各地で地方「両会」が続々と開催され、多くの委員や代表がマイクロブログを開設して提案を募り、民衆と交流している。新浪微博の最新統計によると、江蘇省は政務機関のアカウント数が大陸部全省(直轄市・自治区)トップの2025件(4カ月前と比べて171%増)に達している。幹部のマイクロブログでは北京が断トツで最多だ。全国両会の間、委員や代表は次々にマイクロブログを通じて提案を募っている。
専門家は「両会に後押しされる形で、政務マイクロブログは具体的に試され、鍛えられ、民衆と政府の重要な交流の場となった。中国政務マイクロブログは踏み込んだ発展の時期に入った」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年3月9日
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