第11期全国人民代表大会第5回会議は7日午前10時、「消費拡大、流通の促進と対外貿易の発展」について記者会見を開き、商務部の陳徳銘部長が国内外メディアの質問に答えた。
CCTV記者:今年1月、中国の輸出入伸び率は共にマイナス成長で、2年ぶりの低水準となりましたが、今年の貿易の展望について教えてください。
陳徳銘部長:今年1月、確かに貿易はマイナス成長となったが、それは春節の影響があったからである。昨年の春節は2月で、今年は1月だった。そのため、1月と2月の数字を一緒に見た方が正しい状況を把握できる。
我々の初歩的な予測では、1月・2月の数字を一緒に考えた場合、輸出入の伸び率は7%前後となり、輸出は7%の伸び率が持続可能で、輸入はもう少し高くなるだろう。そのため、全体的に言えば、今年は依然として小幅の成長が見られるだろう。また、下半期に状況が良くなれば、伸び率もいくらかは良くなるはずだ。
現在のような貿易伸び率の低下を招いた主な要因は、貿易発展の内外の環境全体が厳しい状況にあり、国際金融危機も蔓延し、深刻化していることにある。特に欧州の債務危機が欧州の消費に打撃を与えたことや、国内のコスト上昇など要因は多々ある。しかし、今年の貿易は、温家宝総理が『政府活動報告』で示したように、通年の伸び率10%前後という目標は実現可能である。しかし、そのためには多大な努力が求められるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月7日
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