▽今年も依然として課題の多い1年に
代表・委員達は、「世界経済、国内環境のいずれから見ても、経済の安定した成長を脅かすリスクは今年も多く、経済の安定した比較的速い成長を維持することは難しいだろう。今年は極めて複雑かつ課題の多い1年となり、危機意識を強めなければならない」と指摘する。
劉正東代表は、「次なる課題は主に以下の3つ。第1に、金融危機が今なお拡大し、欧州債務危機も収束の目処が見えない今の国際的状況の中、いかに中国経済の『穏中求進(安定を保ちつつ経済成長を促す)』を維持するか。重要なのは、改革の深化、特に独占分野の改革だ。我々はトウ小平氏の『南巡講話』20周年を記念し、改革を一層強めなければならない。第2に、経済発展の一方でいかに生態・環境保護に注目し、経済発展と資源利用を結び付けていくか。第3に、日増しに増える社会からの要求を法制度化・秩序化するため、社会管理をいかに推進するかだ」と指摘する。
代表・委員らは「中国経済成長の原動力の基本的な構造は変わっておらず、経済成長は依然として正常な範囲に留まっている」と口をそろえ、今年の経済成長に対する自信を見せた。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年3月5日
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