ルーマニア「旅羅華人報」の李建華社長は、「社会の不安定と汚職問題は深い関連性を持っている。中国は汚職の根本的解決を目指して欲しい。民心を得る者が天下を制すると言われるが、汚職取り締まりにより民心を得ることができる」と指摘した。
注目を集める中国経済関連の議題について、マレーシア「国際時報」の李福安編集長は、人民元レートに対する関心を示し、「マレーシアと中国の貿易額は莫大である。近年、元高圧力が深刻化しているが、これは中国製品の価格に影響を与える。マレーシア国民の支出も、元高進行に伴い増加する」と語った。
米「美華商報」の周続庚社長は、中国民間企業の発展に対して懸念を表明し、「民間企業は中国で課題に直面する」と指摘した。「この状況が今後も継続されれば、中国の経済と社会の安定に大きな損失をもたらす。両会での議論に期待したい」。
海外中国語メディア代表者が関心を寄せる話題には他にも、貧富の格差、文化政策、環境保護、社会管理・安定等がある。台湾「旺報」の黄清龍社長は、「中国大陸部は十数年間の高度成長を経た現在、政治経済、社会発展の問題やジレンマに直面している。体制改革を行い、国民の意見を取り入れ不満を解消することが、焦眉の急である」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年2月27日
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