地方各級指導グループの任期満了に伴う改選を受け、若手を中心に多くの幹部が新たに指導ポストに続々と就任し、新指導グループを形成している。時代は新たな要求を突きつけ、人民は新たな期待を寄せている。新指導グループは新たな気風をどう築くのか?最も重要なのは、政務道徳の自覚的な確立、つまり胡錦濤総書記の強調する「為政の徳を常に修める」ことだ。
今日の中国は千年に一度の大変革の最中にある。未曾有のチャンスと試練を前に、政権党の指導幹部として最大の政徳は歴史への責任を担うことだ。思想と政治が激しく揺れ動く中、自覚的に政治への責任を担わずして、どうして共産党員としての揺るぎない信奉、中国の特色ある社会主義への揺るぎない信念、改革開放への揺るぎない決意を、執政・興国の政治実践に結実できよう?矛盾がつのり続ける転換期の中国において、自覚的に社会への責任を担わずして、どうして難しい社会問題に挑み、解決し、発展のボトルネックを勇猛果敢に打破し、困難や危険を畏れずに改革の大業を推し進められよう?様々な精神文化が競い合う中、自覚的に文化への責任を担わずして、どうして社会の共通認識を凝集し、民族精神を盛り立て、文化強国を建設できよう?
指導ポストに選出されたことは、幹部個人にとってはチャンスを意味するが、それ以上に歴史への責任を告げられているのだ。トウ小平氏の南巡講話から今年で20年になる。厳しさを増す「発展後の問題」、「四大危険」と「四大試練」を前に、わが党の担う指導責任は、過去のいかなる時期にも増して重いものとなっている。現在の指導幹部は歴史に対して一層の責任を担わなければならない。目先の平穏と発展だけでなく、それ以上に党と国家の長期的安定を考慮しなければならない。
政徳があって初めて政治的業績がある。すでに14省(自治区・直轄市)で党委員会の改選が終了した。今年は17省(直轄市・自治区)で改選が行われ、地方の人民代表大会、政府、政協の改選も本格化する。新指導グループの選抜に際しては、政徳を重要基準にしなければならない。新指導グループは、どうすれば為政の徳を修められるのか、真剣に考えるべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年2月6日
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