「5.12」四川ブン川大地震の発生からまもなく3周年を迎える。四川省観光局は9日、2010年末時点における省の観光収入総額、国内旅行収入、国内旅行者延べ人数の3大指標がいずれも、震災前の2007年時レベルまで回復、それを上回ったと明らかにした。
観光業の回復は、人・モノ・情報の流れをもたらし、就業問題の解決、住民の繁栄と安泰、社会の安定維持に対して大きな促進作用を果たした。また、産業・社会の全面的回復をリードし、被災地の面貌や観光客や投資貨からの信頼感の全面的回復を促進した。
2009年末時点で、省の観光収入総額は前年同期比34.8%増の約1472億元に達し、2007年の数字を上回った。2010年末時点の観光収入は、同28.1%増の約1886億元。観光業の3大指標で2007年と比較すると、観光収入総額は54.9%、国内観光収入は57.8%、国内旅行社延べ人数は46.2%、それぞれ増加した。
四川省の観光業復興再建プロジェクトは175件、投資総額は約75億元。2011年4月末時点で着工済みのプロジェクトは164件と全体の93.7%を占め、竣工したプロジェクトは121件と全体の69.1%に達した。完成投資額は投資総額の75%に当たる累計56億元。このうち中央政府性基金による完成投資額は約4億元。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年5月10日
|