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本誌特別報道  
臥竜から雅安へ 中国のパンダ保護事業

 本誌記者 呂  翎

 

2011年4月13日早朝。ジャイアントパンダ飼育係、高強さんの1日の仕事が始まった。先ず、作業台でニンジンやタケノコ、窩頭(トウモロコシの粉を水でこね円錐形に丸めて蒸したもの)を用意し、近くにあるパンダ舎まで運ぶ。消毒をすませ、舎内に入ると、パンダの名前を大声で呼んだ。すると、1頭のパンダが体を揺り動かしながら現われ、食べ始めた。高さんは舎の入り口にカギを掛けると、パンダが普段運動したり遊んだりする場所に行って清掃。食べ終わるのを見計らって再び舎に。舎内をきれいに掃除し、最後に消毒液をまき、水できれいに洗い流した。

パンダにエサをあげる飼育員の高強さん(石剛撮影)

 高さんが中国パンダ保護・研究センターの雅安碧峰峡基地で働いてすでに3年。餌を与え、パンダ舎を清掃するのが毎日の仕事だ。同基地は国家林業局管轄の臥竜国立自然保護区管理局中国パンダ保護・研究センターに属する。国家林業局は保護区内で飼育するパンダ個体群の安全と増殖を図るため、03年12月28日に碧峰峡基地を建設した。四川省雅安市の景勝地・正北碧峰峡に位置し、面積は約72ヘクタール、平均海抜は1050メートル。

汶川地震の後、臥竜保護区内にあるパンダ生息地の生態環境が損なわれたことから、パンダの70%が雅安碧峰峡基地に移動した。ここは今、国内最大規模のパンダ保護・研究基地となっている。

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