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両大会の関連文献  
温家宝総理の政府活動報告(2011年)

 

五年来、われわれは主として次のような活動を行った。

(一)マクロコントロールを強化、改善し、経済の安定したより速い発展を促した。われわれはマクロコントロールの方向や重点、取り組みの度合いの把握に重きを置き、経済活動の主導権をしっかりとらえてきた。「第十一次五ヵ年計画」の前半期、投資の過熱や過大な貿易黒字、過剰流動性、構造的および輸入型の物価上昇などの問題に対して正しい対策措置をとり、兆候として見えていた問題が趨勢的な問題に、局部的な問題が全局的な問題になるのを効果的に防ぎとめた。ここ二年、百年に一度という国際金融危機のインパクトに直面してわれわれは沈着に対処し、科学的政策決定をおこない、積極的な財政政策と適度な金融緩和政策を断固として実行に移した。包括的な計画の実施を堅持し、大規模に政府の支出を増加し、構造的な減税を行い、広範囲に重点産業の調整振興計画を実施し、自主イノベーションの推進と科学技術支援の強化に力を入れ、社会保障の水準を大幅に引き上げた。内需拡大の戦略的方針を堅持し、消費を奨励する一連の政策措置をとり、都市と農村住民、とくに低所得者層の収入を増やしたことで、消費の規模は拡大されつつあり、構造も絶えずグレードアップされてきた。二年間にわたる四兆元の投資追加計画を実施し、そのうち、中央の投資を新たに一兆一八〇〇億元増やした。保障タイプ住宅プロジェクトや、農村民生プロジェクトおよび社会的事業への投資は四三・七%を占め、自主イノベーションや、構造調整、省エネ・排出削減および生態系の整備は一五・三%を占め、重要インフラ整備は二三・六%を占め、災害復興は一四・八%を占めている。政府の投資を誘い水として社会的投資を引き出し、国内需要が大幅に増加し、外需の不足分を効果的に補ったことで、より短期間内に経済成長の伸び率の減速傾向を食い止め、世界でも真先に順調な回復基調に転じ、特殊な困難を克服し、民生を力強く改善、保障するとともに、経済の長期にわたる発展のためにしっかりと土台を固めた。

(二)ゆるむことなく「三農」(農業・農村・農民)への取り組みにしっかりと力を入れ、農業の基盤を固めて強化した。中央財政の「三農」への投資は累計三兆元近くで、年平均二三%以上の伸び率となっている。農業税と様々な料金の撤廃で、農民に対する課税の歴史に終止符が打たれ、毎年、農民の負担を一三三五億元以上軽減した。穀物栽培農家助成制度と穀物主要生産地区の利益補償メカニズムを確立し、農民への生産助成金は昨年までに一二二六億元に上っている。重点穀物品種に対し最低買付価格と臨時買付・備蓄政策を実施し、小麦と籾米の最低買付価格は二五%~四〇%まで引き上げた。耕地を厳格に保護する一方、農業の科学技術進歩の推進に力を入れている。食糧生産高は何度も史上最高を記録し、昨年五億四六四一万トンに達し、七年連続の増産であった。農民一人当たりの純収入は五九一九元に達し、引き続きより速い伸びを達成した。農村の総合的改革を穏当に推進し、集団所有林の林権制度の改革、国有農場管理体制の改革を全面的に推し進めている。農業・農村のインフラ整備は加速され、七三五六の大中型と重点小型ダムの修築・補強工事を完成し、二億一五〇〇万農村人口の飲料水安全問題を解決した。農民の暮らし向きはますます良くなり、農村の発展は新しい時代に入った。

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