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両大会の関連文献  
国民経済・社会発展計画に関する報告(2011年)

 

(二)内需とりわけ消費需要を拡大させる戦略を堅持し、経済の安定したより速い発展を保つ。

(1)住民の消費需要のさらなる増加を図る。通年で社会消費財小売総額の所期伸び率を一六%とする。所得分配調整の度合いを大きくし、消費の改善・拡大に振り向ける政府の支出を引き上げ、都市部低所得者層と農民に対する補助手当を増やす。引き続き「家電下郷」と買い替え支援策を実施し、省エネ及び新エネルギーカーの消費を促進する優遇策を実行に移し、省エネ製品の普及範囲を広げる。電子商取引など新しいタイプの消費形態を鋭意発展させ、文化、観光、フィットネスなどの消費を促進する。農村部チェーン店経営と配送の一元化を推し進め、都市部で商業拠点配置の最適化に取り組む。市場秩序を整頓し、規範化させ、消費者の合法的権益を守る。(2)構造の最適化を前提に、合理的な投資規模を維持する。二〇一一年度全社会の固定資産投資は一八%伸びる見込みである。政府投資の構造調整に対する誘導的役割を十分発揮させる。中央予算内投資を三八二六億元計上し、前年度より一〇〇億元減とし、建設中または建設を継続させる重点プロジェクトの資金需要を優先的に確保し、「第十二次五ヵ年計画」の重要プロジェクトの建設を順次に始動させる。中央予算内の投資は主に、保障タイプ安住プロジェクトや水利施設、農業・農村及び教育・医療衛生のインフラ施設、自主イノベーションや、省エネ・排出削減、生態環境保護、また中・西部地区とくにチベット自治区および四省(青海、四川、雲南、甘粛)のチベット族区域、新疆ウイグル自治区などの経済・社会発展の支援に用いる。国務院の民間投資発展の奨励・誘導に関する施策を真剣に施し、その関連措置の制定を急ぎ、社会的投資の安定した伸びと構造の最適化を促進していく。類別して指導し、保護もすれば抑制もするという方針を堅持し、「両高」と生産能力が過剰となっている分野の盲目的な重複建設を断固食い止め、投資の質と効率の向上を図る。(3)経済運営の調節をしっかり行う。石炭の生産・運輸・需要の整合性を高め、電力の需要側管理(DSM)を強化し、原油、精製油、天然ガスの総量の均衡を図るとともに緊急時の調達を適切に行い、重点物資の運輸を確保する。

(三)「三農」活動にさらに取り組み、農業と農村の発展および農民の収入増の基盤を強固にする。

(1)食糧の安定した増産を促進し、連続八年の豊作年を目指す。食糧と農業生産の発展を促すための諸般の方策を全面的に強化し、全国食糧安定増産キャンペーンを実施する。主要食糧生産県に対する奨励政策を充実させ、「高収穫」事業を突っ込んで推進し、「一事一議」(重要事案をすべて村民大会で決定する)制度に関する奨励・補助金を増額し、各級政府が農業を重視して食糧生産に取り組む意欲と、農民が食糧を栽培する意欲を十分に引き出し、農業の豊作をはかる。二〇一一年度は、食糧総生産量が五億トン以上を維持するよう全力を傾け、綿花、搾油作物、製糖作物、肉類、水産物の生産量はそれぞれ六八〇万トン、三二五〇万トン、一億二五〇〇万トン、八〇〇〇万トン、五四三〇万トンとし、前の年と比べてそれぞれ一三・九%、〇・三%、三・八%、〇・九%、一・二%増とする。(2)水利を重点とする農業および農村のインフラ整備を強化する。党の十七期五中総と中央一号文書の精神を真剣に貫き、水利の改革・発展を目指した重要方策を制定する。中小河川治水対策や、老朽化したダムの補強工事を加速し、土石流など地質災害の対策や、洪水調節貯水・排水区及び西南地区など重点水源工事の整備を強化する。灌漑区の関連施設の増設・節水改良を加速し、農地水利基幹施設と田畑工事の建設を全面的に強化する。高基準農地・水資源配置プロジェクトの整備に取り組む。引き続き農村の土地整理を立派に行う。農村の生産・生活条件を改善する。二〇一一年度には、さらに六〇〇〇万人の農村人口の飲料水安全問題を解決し、農村安全飲料水の普及率を七七%に引き上げる。農村でメタンガスを鋭意発展させ、年末までに農村のメタンガス利用農家を前年度より三二五万世帯増やし、四三二五万世帯に達することを目指す。新ラウンドの農村送配電網の改造事業を実施し、電気のない地域の送配電施設の整備を急ぎ、引き続き農村の自動車道路の整備を支援する。農村で老朽化家屋の改修にさらに力を入れ、今年は一五〇万戸以上改修することとする。遊牧民定住プロジェクトの実施に取り組む。(3)農業の総合的生産能力を向上させる。耕地をしっかりと保護し、作付面積を確保し、単位面積当たりの増収に努める。全国の食糧生産能力五〇〇〇万トン新規増加計画の実施を速め、東北地区で粳米とトウモロコシの生産能力の向上を助成する。製糖作物生産基地、畑作農業モデル基地、新疆良質綿花生産基地、および黄河・淮河・海河流域、長江流域の綿花生産基地の建設を強化する。長江流域では菜種、黄河・淮河・海河流域では搾油用落花生、東北・内モンゴルでは大豆の生産基地の整備に力を入れる。大都市の野菜供給保障基地の整備をバックアップする。ブタ、乳牛の標準化・規模化飼育団地および家畜・家禽・水産物の優良品種飼育・繁殖システムの整備をサポートする。施設型農業を鋭意発展させる。農業科学研究とその成果の普及への投入を増やす。農作物の病虫害駆除の専門化、一元化を推進し、動物の重大な疫病を総合的に予防、抑止する。農産物の品質安全の監督管理を強める。漁業行政と漁港整備を強化する。(4)農民の持続的な収入増の促進に努める。主要食糧品種の最低買付価格を引き上げ、新しい穀物の出荷時点より、小麦は五〇キロ当たり五~七元、水稲は五〇キロ当たり九~二三元それぞれ引き上げる。引き続き農業補助への投入額を増やし、その補助基準を高める。化学肥料、重油などの農業資材の価格上昇に対応させた農業資材総合補助の動的調整メカニズムを実施する。農民専業協同組合、農村向け社会化サービス組織、農業の産業化を先導する企業を大いに支援し、優位性や特色をもつ農業、農産物加工業を鋭意発展させる。県域経済を盛んにする。農民工に対する職業技能育成訓練、就職指導サービス及び権益保護に大いに取り組む。

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