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両大会の関連文献  
国民経済・社会発展計画に関する報告(2011年)

 

(五)改革開放は一段と深化した

重点分野と肝要な部分の改革は新たな突破をとげた。農村改革の面において、集団所有林地の林権制度改革が秩序正しく繰り広げられ、八〇%以上の集団所有林地の農家への使用権付与が確定し、国有林場・林業地域の改革テストや、農地開墾管理体制の改革が着実に推し進められている。企業改革の面においては、体制転換を行った中央企業及びその傘下企業は全中央企業の七〇%を超え、取締役会の規範化を目指すモデルケースも三二社に広げられた。電力、郵政、都市公共事業などの改革は新たな進展をとげた。非公有制経済と中小企業の発展を促す一連の関連政策が公布、実施された。財政・税制体制改革の面においては、二七省に跨がる九七〇県で省による県財政直接管理方式の改革が実行され、西部地区では石油・ガスなどの資源税の改革テストが行われ、国内外の企業と個人に課する都市整備税・教育費付加の制度が一本化された。金融体制改革の面においては、国家開発銀行、政策的金融機関、資産管理会社の改革が着実に進められ、中国農業銀行が上場を果たし、株価指数先物取引が順調にスタートし、企業債券市場が安定的な発展をみせ、人民元為替レート形成メカニズムの改革が進み、クロスボーダー取引における人民元建て決済の範囲が拡大された。資源関連生産物の価格改革の面においては、都市部の給水コスト公開モデル事業と農業用水価格総合改革のモデル事業がスムーズに進められ、エネルギー消費限度値を超過する製品に対して懲罰的な電気料金制が実施され、農林バイオマス発電の系統連係送電価格が統一された。社会的諸事業の改革においては、医薬衛生体制に関する五つの重点改革がつっ込んで推し進められ、国の基本的医薬品制度が六〇%の政府運営末端医療衛生機関で実行されている。公立病院の改革テストに関しても、十六の国家モデル都市と三七の省クラスのテスト地区で積極的に模索され、絶えず深化している。社会資本による医療機関運営をいっそう奨励、誘導する意見を策定した。国家教育体制改革のテストは全面的にスタートし、義務教育の学校を対象とした業績給制度改革は掘り下げて推進されている。文化体制の改革は秩序よく進み、省レベルの国有演芸機関の企業化再編テスト作業と、営利的な出版社の企業化再編作業もほぼ完了した。全国の包括的改革のテスト作業は積極的な成果を収めた。

開放型経済の発展レベルはいっそう向上した。市場の多元化戦略と品質で勝負する戦略の実施を堅持し、「両高一資」製品(高エネルギー消費・高排出及び資源関連の製品)の輸出規制を強め、国内で不足している原材料や、エネルギー多消費製品、先進的な技術およびカギとなる部品の輸入を増やした。貿易不均衡の状況は改善された。対外貿易の年間輸出入総額は三四・七%増の二兆九七二七億六〇〇〇万ドルであり、なかでも、輸出は三一・三%増、輸入は三八・七%増となり、貿易黒字額は前年度より六・四%減少した。外資利用の一層の推進に関する意見を策定し、外資が先端製造業や、ハイテク産業、現代サービス業、新エネルギーと省エネ・環境保護産業、また中・西部地区へ投じられるように誘導した。通年の外商直接投資導入額(銀行、証券、保険の分野は含まず)は一七・四%増の一〇五七億四〇〇〇万ドルであった。外国借款の利用額は五七%増の二〇五億ドルに上った。「海外に出て行く」戦略を積極的に推進し、一部の重点海外投資プロジェクトも新たな進展をとげた。金融分野以外の対外直接投資は通年で三六・三%増の五九〇億ドルに達した。対外工事受注の売上高は一八・七%増の九二二億ドルであった。

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