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両大会の関連文献  
国民経済・社会発展計画に関する報告(2011年)

 

(三)経済構造の調整は積極的に推進されている

自主イノベーション能力は増強された。十六の国家科学技術重大特定プロジェクトと「九七三」、「八六三」、科学技術支援計画はスムーズに実施され、上海放射光施設プロジェクト(SSRF)、国家ナノテクノロジー・センター(NCNST)などの重要科学プロジェクトが完成し、検収を通過した。中国科学院の知識イノベーション第三期プロジェクトはほぼ完成し、デジタルテレビ、次世代インターネットなど五〇の国家工程センター(NERC)、三二の国家工程実験室(NEL)、企業に設立される五六の国家重点実験室(SKL)、及び高世代液晶パネル(TFT-LCD)、大規模集積回路(LSI)、リージョナル航空機など重要なプロジェクトの整備が順調に進められている。大型航空機の研究開発は新たな進展を遂げた。九三の国家レベル企業技術センターを認定し、国家革新型企業と都市のモデル事業はそれぞれ五五〇社、四五都市に広げられた。自主的に研究開発した高性能スーパー・コンピューター「天河一号」の計算速度は世界一に躍進した。ハイテク産業は急テンポで進展している。ハイテク製造業の付加価値は通年で一六・六%伸び、八・九ポイント上昇した。集積回路、電子デバイス、コンピューター、携帯電話など主なハイテク製品の生産量はそれぞれ五七・四%、三〇・一%、三五%、四六・四%伸びた。ソフトウェアの売上高は三〇%増の一兆三〇〇〇億元に上った。技術市場の出来高は三〇〇〇億元の大台を突破した。戦略的新興産業の育成と発展の加速化に関する決定が公布、施行され、現代漢方薬など七つのハイテク産業化特別プロジェクトが積極的に推し進められ、十八ヵ所の国家ハイテク産業基地が新規に建設され、十三のベンチャー投資基金が創設された。工業構造の調整には新たな進展がみられた。重点業種の調整・振興計画を一歩踏み込んで繰り広げ、重点産業の振興と技術改良特別資金として二〇〇億元を計上し、五〇五一の技術改良プロジェクトを助成した。首都製鉄所の移設は円滑に達成され、鞍山製鉄所と攀枝花製鉄所の再編は実質的な進展をとげた。医薬品産業の構造調整加速化に関する指導的意見が公布、施行された。立ち遅れた生産能力の淘汰は全面的に完遂した。火力発電、製鋼、製鉄、セメント、板ガラス、製紙など諸業種の立ち遅れた生産能力をそれぞれ一二一〇万キロワット、九三一万トン、四〇〇〇万トン、一億一六一九万トン、一一〇五万重量箱、四七二万トン廃棄し、計画目標を二一〇万キロワット、三三一万トン、一五〇〇万トン、六六一九万トン、五〇五万重量箱、四一九万トン上回った。サービス業は安定した発展をとげている。サービス業総合改革のモデル事業をスタートさせ、サービス業発展誘導資金を運用して、重点分野や脆弱な部分の速やかな発展をサポートした。省エネ関連サービス産業の発展を促進する意見が公布、実施された。二〇一〇年度、サービス業従業者の全就業者数に占める割合は三四・八%に上り、サービス業付加価値の対GDP比は四三%に達した。インフラ施設と基盤産業の保障能力は向上している。全国の鉄道営業距離数は四九八六キロメートル増えて九万一〇〇〇キロメートルに達し、自動車道路の開通距離数は一二万キロメートル増えて延べ三九八万キロメートルに達し、内陸河川ハイレベル航路の距離数は五〇〇キロメートル増えて一万キロメートルに達した。沿海港湾の深水バースは一二五増えて一七七四に達し、開港した民用空港はさらに九つ増えて一七五となった。光ファイバーケーブルは一六六万キロメートル増えて九九五万キロメートルに達し、広帯域インターネットの接続ポート数は四九二四万増えて一億八八〇〇万ポートに 達した。重点エネルギープロジェクト、エネルギー資源基地と備蓄・輸送施設の整備が強化された。十三の大型石炭基地のうち、生産能力が一億トン級に達した基地は十一に上り、一群のクリーンエネルギー・プロジェクトが竣工して稼働し、石油備蓄第二期プロジェクトの建設が急ピッチで進み、「西電東送」(西部から東部への送電)プロジェクトの北・中・南三ルートの送電能力は合計七八〇〇万キロワットを上回った。原炭生産量は年間三二億四〇〇〇万トンに達し、八・九%伸びた。原油生産量は七・一%増の二億三〇〇万トンに達し、天然ガスの生産量は一三・五%増の九六七億六〇〇〇万立方メートルに達した。発電量は四兆二〇六五億キロワット時で、一三・二%伸びた。地域発展の協調性は高まっている。地域発展の総体的戦略はつっ込んで推進され、全国主体機能区計画が公布、実施された。西部大開発戦略のさらなる実施に関する若干の意見が順調に打ち出された。チベット自治区と新疆ウイグル自治区の躍進的な発展と長期的な安定の促進に関する意見、及び四川、雲南、甘粛、青海四省のチベット族区域の発展加速に関する意見が公布、施行された。重慶市の両江新区の設立を許可した。さらに二三の西部大開発重点プロジェクトが着工し、投資総額は六八二二億元にのぼった。東北地区については、工業構造の最適化・高度化と現代サービス業の促進への支援を強めたほか、現代農業の建設を助成する指導的意見を制定、実施した。また資源型都市の持続可能な発展を支える政策体系をいっそう充実させた。中部地区の勃興促進計画は全面的に実施され、「三つの基地、一つのセンター」の建設も加速している。中部地区都市群の発展を促進する指導的意見及び皖江都市ベルト地帯の産業移転受入れ試行事業案が発表、施行され、武漢都市圏、長沙・株州・湘潭都市群、中原都市群、鄱陽湖生態系経済区、太原都市圏の波及・先導効果がさらに強まった。中・西部地区の産業移転受入れ事業は新たな進展をとげた。東部地区の産業構造高度化と自主イノベーション事業が積極的に推進され、深圳をはじめとする経済特別区や、上海浦東新区、天津浜海新区の改革開放が速まり、長江デルタ地区の発展を促進する計画が公布、施行され、全国海洋経済発展の試行作業もスタートした。旧革命根拠地、民族地区、辺境地区及び貧困地区に対する扶助が一段と強化されている。二〇一〇年度、中央は公共事業の労務提供による救済事業投資として五五億元、住居移動による貧困脱却扶助のモデル事業資金として二〇億元をそれぞれ拠出し、八七万人の貧困者の移住が行われ、計画目標を一一万人上回る結果となった。さらに九〇九万人の農村貧困者が貧困から脱却し、計画目標を基本的に達成した。

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