（五）地域発展の枠組みを最適化させ、発展の協調性と小都市化レべルを向上させる。

（１）地域発展の総体的戦略を引き続き実施する。西部大開発戦略を突っ込んで実施するプランをあくまでも地域発展の総体的戦略の優先課題に位置づけ、新たな西部大開発十ヵ年計画の重点任務と政策を着実に実行に移し、西部大開発「第十二次五ヵ年計画」を制定し、西部地区における奨励類産業目録を公布する。インフラや生態環境整備へのサポートにいっそう力を入れ、特色ある優位産業の発展を促進し、国家重点開発・開放試験区の整備を加速させ、チベット自治区と四省（青海、四川、雲南、甘粛）チベット族区域および新疆ウイグル自治区の躍進的発展を促進する諸政策を確実に実施し、西部地区におけるエコ文明モデルプロジェクトをスタートさせる。東北現代産業システムを完備し、東北地区の第十二次五ヵ年振興計画を作成し、中国・ロシア地域協力計画要綱と、大小興安嶺森林地区生態系保護・経済パターン転換計画の実施を組織し、資源型都市の持続可能な発展を目指したテスト事業を展開していく。中部地区勃興促進の計画を突っ込んで実施し、新時期における中部地区の勃興を促進する政策・措置を検討、制定し、東西をつなぐ地域的優位を発揮させ、中部地区の都市群と長江中流区域経済ベルト地帯の波及効果と牽引車の役割をいっそう強化する。東部地区が体制・メカニズムの革新と発展パターンの転換を図るとともに、引き続き率先して発展することを積極的にサポートしていく。旧革命根拠地や、民族地域、国境地域および貧困地域への助成をいっそう強化し、辺境地区を興し、人民を豊かにする行動をいっそう繰り広げ、多数の生活困窮者が居住している特別困難な地域の開発に関する難関突破プロジェクトをスタートさせ、労務提供による救済および移住による貧困脱却助成にしっかり取り組む。（２）主体機能区の整備を推し進める。全国主体機能区画計画を全面的に実施し、類別指導の地域政策を細分化し、国家の特別プロジェクト計画や地域計画と全国主体機能区計画との整合性を高め、業績査定・評価システムを整備する。省クラスの主体機能区計画の編成作業を加速する。（３）小都市化を積極的かつ穏当に推し進める。小都市化の健全な発展を促進する計画を作成、実施し、大中小都市と農村小都市の機能の位置づけや、産業の配置、開発区域の境界線を合理的に定める。それと同時に、就業、教育、社会保障、医療・衛生、保障タイプ住宅などの方面において、都市部入りした農民就労者のニーズに十分配慮し、秩序立てて条件にかなった農業移転人口の都市戸籍への転籍を推し進める。