「中国はすでに世界第2の経済大国となった。貿易額では世界首位だ。全方位的な対外交流活動・構造も日増しに成熟し、中国の発展に良好な国際環境をもたらしている。だがさらなる改善が必要な部分もある。比較的目立つのは、国際社会における影響力ある発言権に、しかるべき著しい高まりがないことだ」と万季飛・全国政協常務委員(中国国際貿易促進委員会会長)は指摘する。「人民日報海外版」が伝えた。
万委員は「今後5-10年は、中国の国際的発言権を高める上で最も重要な時期となる。中国は機会を捉え、発言権の強化に努めなければならない」と指摘。(1)認識を高め、目標を明確にし、姿勢をしっかりと示す(2)国内努力に取り組み、発展を加速し、基礎を堅固にする(3)積極的に行動し、幅広く参与し、成果を上げる(4)全面的に取りかかり、多角的なアプローチを試み、共に努力する(5)現実を踏まえて実務に励み、質を向上し、実際の効果を高める(6)総合計画を強化し、全面的に協調し、強化を揺るぎないものにする----必要性を指摘し、「要するに国際社会における発言権とは、総合的国力が外に表われたものだ。国内外を共に修め、たゆまず努力して初めて、国際的発言権の『巨人』となることができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年3月14日
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