過度に投資依存型の経済構造は変えなければならない。河南省財政庁長の銭国玉代表は「世界金融危機によって、投資・輸出への過度の依存、内需の牽引力不足というわが国の問題が十分に明らかにされた。投資依存型の成長を継続すれば、貸付過多、資金流動性過剰などの問題を招き、経済運営は乱高下するだろう」と指摘する。
第1次産業、第2次産業、第3次産業間の調和が取れていない経済構造は変えなければならない。河南省政協経済委員会主任委員の林景順代表は「近年頻発する自然災害はわれわれに警鐘を鳴らしている。わが国の農業基盤は余りに脆く、運輸、物流を含むサービス業の発展も依然立ち後れている。構造を調整しなければ、安定成長、物価抑制、民生重視の目標は達成困難だ」と指摘する。
資源・エネルギーを過度に消費する成長パターンは変えなければならない。現在、中国の原油輸入依存度は50%を超え、エネルギー安全保障に懸念が抱かれている。中共チベット自治区ニンティ地区委員会書記の趙合代表は「近年のガス不足、軽油不足などは、われわれのエネルギー構成が合理的でなく、経済・社会発展と人口・資源・環境との摩擦が日増しに先鋭化していることを物語っている。早急に調整しなければ、経済成長の安定性・持続性も試練に直面する」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年3月7日 |