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第12次五カ年計画スタートの年、自らに拍車を掛ける政府

 

今年は第12次五カ年計画のスタートする年だ。一年の計は春にあり。今年は五カ年計画にとって重要な年だ。各省(自治区・直轄市)の両会(全人代と政協)が1月から相次いで開催され、順次閉会日を迎えている。3月初めには全国両会が開幕する。地方両会から全国両会へ。人々は新たな出発点における新たな発展の青写真に期待を膨らませている。

■幸福が施政の指針に

地方両会に目を向けると、「幸福」という言葉が盛んに使用されていることに気がつく。住民の幸福指数を高め、民生志向の発展の道を歩み、庶民がより多くの発展の成果を享受できるようにすることが共通認識となっているのだ。北京市は「人民が幸福ですばらしい生活を送れるようにする」、広東省は「民生保障・改善を幸福な広東省の建設における出発点および目標点とする」、重慶市は「住民幸福感の最も高い地区を目指す」としている。

各地の「第12次五カ年計画」綱要に目を通すと、「幸福」をより具体的かつ現実のものにすべく、政府が自らに拍車を掛けている印象を強く受ける。

■目標は「一降一昇」、科学的発展観で庶民に一層の実益を

人々の生活をより幸福なものにするには、第一に人々を豊かにし、懐具合に余裕を持たせることだ。単純に成長速度を追い求める「GDP崇拝」から、GDP成長目標を自ら引き下げ、より多くの政策や資源を民生に向けることへ。これは地方政府が成長パターンの転換の中で自覚していることであると同時に、科学的発展観が人々の心に深く染みこんでいることの表れでもある。東部沿海地区から中西部まで、多くの省(直轄市・自治区)が次々にGDPの成長速度を緩め、期せずして同時に住民所得の増加目標を引き上げている。

北京市は第12次五カ年計画中の年平均GDP成長率を第11次五カ年計画より1ポイント引き下げる一方、住民所得の増加目標を2ポイント引き上げた。河南省は第12次五カ年計画綱要で「富民強省」を中心任務とし、民生保障・改善を重要中の重要と位置づけて、社会の強い共感を呼んだ。重慶市は2015年までに「農民の1人当たり収入を倍増、都市部住民の収入を75%増加させる」との目標を掲げ、所得格差を量るジニ係数の調整を率先して計画に盛り込んだ。

一部地方が拘束的なGDP目標を下ろし、住民所得と1人当たりGDPの基本的な調和を目指すようになったこと、そしてGDPと住民所得の「一降一昇」を掲げるようになったことなどに、人々は科学的発展観の着実な歩みを目の当たりにしている。(編集NA)

「人民網日本語版」2011年2月21日

 

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