(七)国内と国際の二つの大局の協調をいっそう重視し、開放型経済の安定的な発展を図る。(1)対外貿易の着実な回復を促進する。外需政策の継続性と安定性を維持し、市場の多元化戦略をつっ込んで実施し、伝統的な市場を確保する一方、新興市場を開拓し、輸出品の構成を積極的に調整し、また、従来の比較優位を有する製品の輸出と、独自のブランドや技術、標準の輸出を引き続き奨励し、「両高一資」製品(高エネルギー消費・高排出及び資源関連の製品)の輸出を厳しく抑制する。先進的な技術、装備、カギとなる部品および国内で不足している物資の輸入を後押しする。貿易摩擦に適切に対処し、国際間の経済貿易協力を積極的に推進する。引き続き対外援助を拡大する。(2)外資利用のレベルアップを図る。外商投資産業指導目録の改正を行い、開放の領域を広げ、外資が先端製造業や、ハイテク産業、現代サービス業、新エネルギー、省エネ・環境保護などの産業に投じられるように導き、外商が中・西部地区で環境保護基準に適合する労働集約型産業を発展させることを奨励する。サービス関連の海外アウトソーシングを積極的に引き受ける。外商投資管理体制の改革を深化させ、審査・許認可と審査・確認の対象範囲を縮小し、審査・許認可の透明度を高める。今年度の外商直接投資額が九六〇億ドルに達するよう努める。引き続き外国借款の有効活用に取り組む。(3)企業の対外投資提携を支持し、規範化する。海外投資プロジェクトの審査・確認管理の規定や産業指導政策を改正し、海外の中国系企業に対する指導、調整、監督、サービスを強化、改善し、企業が法に則って経営を行うように指導していく。今年度の対外直接投資は一五・五%増を達成するよう努力する。
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