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本誌記者の特別報道  
郭慶平代表、「適度に緩和された通貨政策には連続性と方向性が必要」

本誌記者 呂翎

「今年の中央銀行の業務重点は、マクロ調整政策をきちんと行うことで経済の安定的かつ比較的急速な発展を支え、経済構造を調整し、インフレ予想の間の関係をしっかりと管理することだ。現在、この業務の難度はまだ高いが、われわれには努力を通じてこの業務をよりうまく行う自信がある」。中国人民銀行総裁補佐の郭慶平全人代代表は3月10日、天津代表団メディア公開日の取材会場で語った。

中国人民銀行の周小川総裁が6日、今年も適度に緩和された通貨政策を継続するとの意を示したのに続いて、郭慶平代表は通貨政策について次の二点について説明した。第一に、適度に緩和された通貨政策はその連続性と安定性を維持すべきである。昨年実施した適度な緩和政策を今年も引き続き実施し、さらに充分な政策力を維持して、経済の安定的かつ比較的急速な発展が続くよう支える必要がある。第二に、経済の発展や変化につれて、新たな状況、新たな矛盾、新たな問題が出現すると見られ、こうした状況下では政策の実施に方向性や柔軟性の強化が求められる。

郭代表はまた次のように述べた。預金準備金、公開市場操作、利率等の各種通貨政策ツールを総合的に活用し、通貨貸付総量をしっかり調整して合理的な流動性を維持し、貸付金サイクルを調整して貸付金の四半期、月度間バランスが保てるようにしなければならない。同時に、貸付金構造をしっかりと調整し、中長期貸付金過多や貸付金の過度の集中という状況を変え、貸付金の期限整合性をより合理的なものにしなければならない。

郭慶平代表はさらに次のように語った。「こうした政策措置やツールの合理的な活用を通じて、われわれは経済の発展のために良好な金融環境を創造していくことを望んでいる。この金融環境は経済成長に有利であると同時に、インフレ予想をしっかり管理して物価全体の基本的安定を維持する上でも有利であるだろう」。

「北京週報日本語版」2010年3月12日

 

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