全人代常務委員会活動報告を行う呉委員長
第11期全人代第3回会議は9日午後、人民大会堂で第3回全体会議を開き、呉邦国・全人代常務委員会委員長が全人代常務委員会活動報告を行った。胡錦濤、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康の各氏ら党と国家の指導者も出席した。
呉委員長は報告で「全人代常務委員会は過去1年間に、法案や法律問題に関する決定案を計22本審議し、うち14本を可決し、2本の決議を行った。国務院、最高人民法院、最高人民検察院による活動報告を計14件聴取・審議し、特定問題調査報告と追跡検査報告を各1件聴取・審議し、法律の実施状況3件を検査し、代表議案518本を処理した。わが国が外国と締結した条約や協定、およびわが国が加入した国際条約、計7本の批准を決定した。このほか一部国家機関職員の任免を決定・承認し、中国の特色ある社会主義の建設に新たな貢献を果たした」と述べた。
今年の立法監督作業計画については「第1に、立法の質を高め続けるという前提の下で、法体系の柱となる法律の制定を急ぎ、経済・社会発展に適さぬ法律を速やかに改正し、引き続き社会分野の立法を強化し、エコ経済や低炭素経済分野の立法をさらに重視し、科学的・民主的立法を積極的に推進し、法律・法規の整理作業を全面的に完成し、中国の特色ある社会主義法体系の構築という目標の期限内の達成を確保しなければならない。第2に、監督法を真剣に施行し、『5つのさらなる重視』をしっかりと押さえ、経済成長パターンの転換の推進を重点に経済活動への監督を強化し、社会調和・安定の促進を重点に民生問題の解決への監督を強化し、監督効果の増強を核に監督活動方式・方法をさらに改善し、中央の重大な政策決定・計画の貫徹実施を促し、今年の経済・社会発展目標の順調な達成を確保しなければならない」と述べた。
「人民網日本語版」2010年3月10日
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